WeChat(微信)を活用したインバウンドマーケティング

WeChat(微信)を活用したインバウンドマーケティング

多くの中国人が日常的に利用しているメッセージアプリ「WeChat」。決済機能やミニプログラムなどWeChatは多くの中国人にとってなくてはならないツールとなっています。WeChatを通じて公式な情報を発信したり、クーポンを配布したり、キャンペーンを実施したりすれば、訪日中国人観光客を取り込めるかもしれません。

今回はWeChatを活用したインバウンドマーケティングをご紹介します。

WeChat(微信)とは?

WeChat(微信)は中国で人気No.1のSNSアプリ
WeChat(微信、ウェイシン、ウィチャット)は日本でいうLINEのようにメッセージの送受信を基本とするアプリ。さらにQRコード決済である「WeChatPay」などが備わっており、このアプリひとつで連絡から決済までできる非常に便利なアプリです。2019年には月間アクティブユーザー数が11億人を超えるなど、全世界で利用されています。

運営しているのは中国の大手IT企業テンセント社。あまり聞き馴染みがないかもしれませんが、世界の企業の時価総額トップ10に入るほどの巨大企業。WeChatは当初、中国人だけが利用することを目的とした「Weixin」としてリリースされました。現在でも中国人は「Weixin」を中国国内で使っていますが、我々外国人はWeixinの全世界版である「WeChat」を利用できます。

中国人のWeChatの使い方

日本人はコミュニケーションツールとしてLINEを広く用いていますが、中国人はWeChatを用いているというのは前述の通り。中国人のWeChatの使い方は日本人とは少し異なります。

日本はメッセージを送るとき、テキストを入力しますよね。しかし、中国人はボイスメッセージ機能を用いて声でやりとりをしています。街で中国人がスマートフォンに向けて話している姿を見たことはありませんか? あれはWeChatのボイスメッセージ機能を使い、メッセージを送信しているのです。

このほか、LINEにもあるスタンプ(WeChatはステッカー)を使ったり、GIF画像、絵文字を頻繁に使うという特徴があります。

さらに決済機能も備わっているので、コンビニ、百貨店、タクシー、公共料金など何から何までWeChatPayで支払っているという人も。まさに生活に欠かせないアプリだといえます。

WeChatの機能

ここまででWeChatのさまざまな機能をご紹介してきました。一度どのような機能があるのかまとめておきましょう。

  • メッセージの送受信
  • 写真・動画の送受信
  • 電子決済
  • タクシーの呼び出し
  • 個人間での送金
  • 店舗への支払い
  • ECサイト利用

これらがアプリひとつでできてしまいます。LINEも近いものがありますが、LINEより生活に密着したアプリである、といえるでしょう。

WeChatとLINEの違い

基本的にWeChatとLINEは似たような機能を備えています。ただ、細部が異なります。例えばLINEの機能で代表的なものといえば「既読機能」ですよね。WeChatには既読機能がありません。そのほか、WeChatには「シェイク」「紅包(お年玉)」といったオリジナルの機能が備わっています。

シェイクはそのとき、WeChatのシェイク機能を使っている人とマッチングしてくれる機能。知らない人と仲良くなる機会をアプリが創出しています。また、紅包はまさにお年玉的機能。春節など正月時期にはホリデー版の紅包が登場し、お年玉らしいデザインで金銭を送付することができます。

LINEもさまざまな機能が付加されていますが、WeChatはさらに多くの機能が備わっていることがわかりますね。

WeChatはインバウンド対策に使える

中国人をターゲットにビジネスを展開しており、日本国内に店などを構え、中国人観光客に多く利用してもらいたい、と考えている場合、WeChatは必需品だといえます。

国外サービスが使えない中国。アピールするには中国国内サービスを活用しなければならない

twitter、Facebook、YouTubeなど中国以外の国が提供しているサービスは基本的に中国では利用できません。当然、FacebookMessengerもWhatsApp、LINE、Kakaoも使うことができないのです。そのため、中国では独自のアプリケーションやサービスが発達しています。
その代表格が中国版twitterとも言われる「Weibo(微博)」や中国版LINE「WeChat」です。

こうした事情から、twitterやFacebookなどでいくらPRしても、中国人に届くことはありません。中国人に情報を届けるのなら、中国国内サービスで情報発信を行わなければならないのです。

そういった意味ではWeChatを活用した情報発信は正しい選択だといえるでしょう。

WeChatはモバイル決済&SNS集客 がひとつになった強力なツール

WeChatに備わっている決済機能WeChatPayは導入していますか? WeChatPayには「越境決済」という機能があるので、海外であっても利用すると中国の銀行口座から出金されます。お店としては取りっぱぐれがありませんし、中国人側としては日本円を持つ必要が無く、日常と同じように決済できるため好まれています。

WeChatPayで決済するとお店にはどんなメリットがあるのでしょうか?

もっとも大きなポイントは顧客情報を得ることができる、という点です。WeChatPayを導入している店舗で、WeChatPayを利用し購入すると、自動的に自店の公式アカウントをフォローさせることができます。公式アカウントをフォローさえしてもらえれば、今後も継続的に情報を届けられるのです。
公式アカウントでは個別に連絡のやりとりもできるため、顧客に対し、特別なクーポンを発行することも容易。利用回数などをカウントし、スペシャルなサービスを提供している例も少なくありません。

国際アカウントの場合、フォロワーをどう増やすのかがポイントです。実際に店などでWeChatPayを使ってくれた人に対して、ダイレクトに情報を届けられるようになるのは大きなメリットですよね。

WeChatはモバイル決済&SNS集客 がひとつになった強力なツール
出典:アプラス公式

WeChatを活用したインバウンド活用事例

日本においても多くの企業がWeChatを導入し、成果を挙げています。最後に日本企業の活用事例を見ていきましょう。

ビックカメラ

家電量販店のなかでもインバウンド対策に特に力を入れているビックカメラは比較的早い時期からWeChatPayを導入しました。商品やサービスの情報やクーポンを定期的に提供するだけで無く、乗り換え案内などの情報も定期的に発信。来店前から来店後まで楽しめるカテゴリの情報を提供しています。
来店前から「これを買う!」と決め打ちさせられるほどコンテンツも充実しています。

さらに一部店舗では実店舗に案内カウンターを設置。訪日外国人向けにメトロのパスの販売も行っています。パスの販売は一部の店舗(空港、旅行代理店、ホテルなど)に限られているので、販売権を持っているのは相当なアドバンテージだといえるでしょう。さらに案内ボードにはWeChatのQRコードを掲載しており、SNSへの誘導も欠かしていません。

とにかく訪日中国人観光客がストレスなく、お店によって買い物を楽しめることを意識した戦略ですね。
ビックカメラ

富士急ハイランド

富士急ハイランドは「ミニプログラム」を提供しており、中国国内にいながらもチケットを購入できるシステムを導入しています。事前に中国国内でチケットを購入しておくことで、日本に来たときに購入の手続きを省略できるので、スムーズな入場を実現。窓口でチケットを買う、というひとつのハードルを取り払うことに成功しています。

さらに園内の全エリアでWeChatPay支払いに対応。園内では日本円を持つ必要が無いので、気軽に楽しむことができます。

こちらもポイントはユーザーのストレスをどこまで取り払えるか、というところでしょう。何も気にすること無く楽しめる仕組みを富士急ハイランドは積極的に導入しています。
富士急ハイランド

新千歳空港

世界で初めて「旗艦空港」に認定されたのが北海道の新千歳空港。国際線ターミナルビル・連絡施設の23店舗でWeChatPayを導入し、その後国内線ターミナルビルの全店でWeChatPayの導入が行われました。現在中国人がもっとも気軽に買い物できる空港だといえますね。
新千歳空港

まとめ

WeChatは中国人が気軽に楽しむために欠かせないツールです。公式アカウント、QRコード決済、ミニプログラムなどさまざまな機能を組み合わせ、より効果的なPRを行いましょう。


SNS運用や写真素材の用意などでお困りの方へ

150万件超の投稿、500万超のフォロワー規模を持つスナップレイス・メディア会員の中から、適切なインスタグラマーを発掘し、企業様のインスタグラム運用代行、撮影代行、インスタ映え施策など様々なソリューションをご提供しています。



インスタ施策の完全マニュアル無料配布中

スナップレイスでは現在、100ページ以上のインスタグラム施策完全マニュアルを無料配布中です。ぜひこの機会に完全マニュアルをゲットしてみてはいかがでしょうか?

インスタ施策の完全マニュアル資料請求(無料)