LINE公式アカウント(LINEビジネスコネクト)徹底解説(導入方法・活用事例・費用)

LINE公式アカウント(LINEビジネスコネクト)徹底解説(導入方法・活用事例・費用)
出典:LINE@

2018年6月に開催された「LINE CONFERENCE 2018」で、法人向けLINEアカウントの統合が発表されました。5つあった法人向けアカウントが統合されることで大きな話題となりました。現在、法人向けアカウントとして運用されているのはLINE公式アカウント・API型公式アカウント・ビジネスコネクトアカウント・カスタマーコネクトアカウント・API型LINE@の5つ。これらが新たにLINE公式アカウントとして生まれ変わるのです。

LINE公式アカウントとして生まれ変わることで、従来の法人向けアカウントはどのような扱いになるのか? 特にビジネスコネクトアカウントの扱いにしぼっと今回はご紹介いたします。

法人向けLINE公式アカウント(LINEビジネスコネクト)統合に伴う変更点

法人向けLINE公式アカウントに統合されることで、従来のアカウントはどのように変化するのでしょうか? 現在の法人アカウントは前述の通り、LINE公式アカウント・API型公式アカウント・ビジネスコネクトアカウント・カスタマーコネクトアカウント・API型LINE@の5種類。これらがLINE公式アカウントとして統合されます。

統合後のLINE公式アカウントでは、これまでどのアカウントを使っていたか、といった区別はなく、一律でLINE公式アカウントになるのです。LINE公式アカウントでは、すべてのプランで基本機能を利用でき、一部機能はオプション機能として追加可能です。

LINE 公式アカウントの統合前後の法人向けアカウント種類・機能比較
出典:LINE@

LINE 公式アカウントの統合前後の法人向けアカウント種類・機能比較

LINEビジネスコネクトは、LINEと企業のシステムを連携し、動作させ、ユーザーデータをもとにメッセージの送信などを可能にしたサービス。LINEと企業システムの連携にはLINE社が提供するAPIが用いられていました。

LINEビジネスコネクトでは、1対1でのコミュニケーションが取れたり、セグメントごとにメッセージを送信できたり、デジタル会員証を発行できたりとさまざまなことができました。
料金体系はアカウント利用料と通数課金の2種類。明確な料金体系はなく、開発パートナー料金や所持アカウントによって変動する仕組みを採用していました。一般的に月額50万円以上で、通数課金となっていたようです。

一方で新しくなったLINE公式アカウントは3つの料金プランのみで、価格も明確に書かれています。

無料で利用できるフリープラン、月額5,000円のライトプラン、月額1万5,000円のスタンダードプランの3種類となっており、どのプランを選択しても基本機能はすべて利用できます。フリープランのみ通数課金はないため、1,000通までしか送信できないという欠点はありますが、すべて無料でできる、というのは導入のハードルがグッと下がりますよね。

ただしビジネスコネクトで利用していたような高度な連携に関してはオプション機能扱い。そのため、出費に関してはあまり変化がないと予想されます。

LINE 公式アカウントの統合後の料金プラン

LINE公式アカウント料金プラン
出典:LINE@

では変更後の料金プランについて改めてご紹介します。前述の通り、無料で利用できるフリープラン、月額5,000円のライトプラン、月額1万5,000円のスタンダードプランの3種類が用意されています。フリープランは1,000通まで、ライトプランは1万5,000通まで、スタンダードプランは4万5,000通までメッセージは無料送信。フリープランは追加メッセージは送信できませんが、ライトプランは1通あたり5円、スタンダードプランは1通あたり〜3円で送信可能。以下の機能はすべてのプランで共通です。

  • メッセージ配信
  • タイムライン投稿
  • チャット対応機能
  • 自動応答/キーワード応答
  • リッチメッセージ
  • リッチビデオメッセージ
  • リッチメニュー
  • クーポン
  • 抽選
  • ショップカード
  • アカウントページ
  • 実績レポート

これだけの機能を無料で利用できる、というのはとても大きなメリットでしょう。オプションに関しては別途審査が行われる場合もありますが、現在ビジネスコネクトを利用している、という場合は問題なく引き継げることでしょう。ただし、事前にしっかりと確認を行ってくださいね。

LINE公式アカウントの移行 スケジュール

これらの統合はもう始まっています。2020年1月14日までに任意のタイミングで移行手続きを済ませる必要があります。すでに管理ツールに移行の案内は届いているかと思います。2020年1月14日までの移行をお忘れなく。

もしも移行手続きを行わない場合、2020年2月28日までにLINE社が指定する任意のプランに強制以降となります。こちらからプランを選択できません。どのプランになるのかも不明なので、必ず移行手続きを行いましょう。

LINE公式アカウント 移行手続き

移行手続きは案内に沿って行えば簡単に行えます。ただし、現在友だち登録に使用しているQRコードコードは2020年3月31日で利用不可となる点には要注意。すべてを変えなければならないので、移行のタイミングは慎重に判断してください。

LINE公式アカウントの移行 スケジュール
出典:LINE@

LINE公式アカウント サービス 統合のメリット・デメリット

LINE公式アカウントサービスが展開されることにおける最大のメリットは無料からすべての機能を使えること。これまでLINE@を利用することにハードルの高さを感じていた中小小売り店などでも簡単に導入できる点は大きなメリット。費用をかけずとも結果を出すことができます。

反対にデメリットは、メッセージの配信数でしょう。これまでは月2,000通でも、20,000通でも同じ料金でした。特に現在ベーシックプランを利用しているアカウントは大きなデメリットが発生する可能性があります。ベーシックプランに相当するライトプランでは、メッセージの配信数(無料)が1万5,000通で、それ以上は1通あたり5円となります。メッセージを多数配信していた場合、今よりも出費が多くなることが予想できます。ただし、新プランでは1メッセージで最大3吹き出しまでは1通として扱われます。このあたりを上手に活用して送信したいところです。

LINE公式アカウント統合後のプラン選びのポイント

LINE公式アカウントスタンダードプラン料金テーブル
「LINE公式アカウント 2019年10月-12月媒体資料_ver1.1」27P

このように費用面だけで見てみると、トクする企業も損をする企業もあるでしょう。特に悩むのはスタンダードプランとライトプランの狭間の企業。分岐点をしっかりと探り、お得なポイントを把握しておきましょう。

ライトプランは1万5,000通まで、スタンダードプランは4万5,000通までが無料の範囲内。週1回(月4回)メッセージを送信する場合、友だちが4,250人以上いる場合は間違いなくスタンダードプランがお得。
友だちが4,000人の場合、月の送信件数が1万6,000通となり、1,000通はみ出す形になります。1通あたり5円となるので、追加で5,000円ですね。こうなると、月額5,000円と5,000円を足し合わせ、1万円となります。では、4,250通、月に1万7,000通は? というと、2,000通はみ出して追加で1万円必要になるので、ここまでくるとスタンダードプランと料金の差はありません。このあたりが分かれ目といえそうです。

新たなプランは調査もしっかりと行わなければなりません。企業の運用担当者は2020年1月14日までにLINE公式アカウントへの移行を済ませましょう。