化粧品の企業インスタグラムアカウントの成功事例10選

今なお利用者が多く、たくさんの投稿がされ、アクティビティ率が高いInstagram。ユーザー層は幅広く、10代(15歳以上)から40代までのユーザーが多いのが特徴です。なかでも20代、30代のユーザーは特に多く、男女比で見ると、女性の方が多く利用しています。
人口比で見たときに、Instagramは10代で55.9%、20代は42.7%、30代は38.0%の人が利用しているので、若年層の多くに広告を届けたい場合、Instagramが有効だといえます(データは総務省統計局「人口推計:平成31年1月報」、株式会社ジャストシステム「モバイル&ソーシャルメディア月次定年調査(2018年総集編)」より)。

ビジュアルをメインで見せることでユーザーがイメージしやすくなり、アクションを起こしやすいという特徴もあるInstagram。直接的な集客を行おうと企業はもちろん、個人でも情報発信を行うユーザーは多いですよね。

「ホットペッパービューティ・アカデミー(リクルート)」の調査によると、Instagramを利用している20代女性は美容系サロンに通う頻度が高いことがわかっています。また、改善・維持したいポイントとして「顔の肌質」「髪型」を上げている人が多く、特に20代、30代ではいずれも肌質を向上させたいと考えている人がもっとも多いという結果になりました。
20代、30代の女性の美容意識は年々高まっており、この世代に直接アプローチする広告手段が求められています。Instagramはまさに20代・30代の女性にアプローチするには最適な広告・広報手段です。

この記事では、Instagramを活用するメリットや広告、プロモーション、ブランディングなど化粧品業界がInstagramをどのように活用できるのかについてお伝えいたします。

化粧品業界がインスタグラムを活用するメリット

Instagramは写真や動画と親和性の高いSNSです。そのため、写真写りに影響するようなコンテンツ(メイクなど)は相性がとても良いのです。また、写真や動画といったビジュアルで伝えられることから、感情に訴えかけやすい商材が特に向いています。

そんなInstagramを化粧品業界が活用するメリットは大きく分けてふたつ。ひとつは「ブランド力の強化」、もうひとつは「他社との差別化」です。
それぞれについて詳しく見ていきましょう。

ブランド力の強化しファン増やす

従来であれば、テレビCM、雑誌広告、自社サイトといった一方的な情報発信でブランドを構築していくのが一般的でした。もちろん、テスター制度などで、実際に利用してもらい口コミを広めてもらうという手法もありました。しかし、これらは大きな費用が必要となり、商品一つ一つを細かく、より一般ユーザーに近い目線で発信し続けることは困難でした。

Instagramを活用すると、メイクの様子を動画で紹介できたり、新商品とすでにある商品との色の違いを見せられるような投稿が可能です。閲覧するユーザーはカタログ(パンフレット)を見るような感覚で投稿を見てくれます。

閲覧するユーザーの志向と企業の投稿がマッチしていると、新たなファンを獲得することも可能です。ブランドとしてのイメージを発信し、そのイメージに共感してくれるユーザーを獲得することができるので、長期的な利用を見込めます。

自社ブランディングによる他社との差別化が図れる

先ほども触れましたが、Instagramはブランディングにとても有効な手段です。
ブランドイメージに合わせた投稿を行い、写真・動画、テーマなどを統一することで一貫性が高まり、ユーザーの印象に残しやすくなります。

投稿を通した世界観も構築しやすいので、競合他社との差別化を盛るのに有効です。

インスタ広告と合わせた買い物機能

Instagramにはショッピング機能を追加することが可能です。

Instagramに魅力的な写真を掲載しても、買うまでのアクションが面倒だとせっかく購入しようと思ってくれたとしても逃してしまう可能性があります。可能なら投稿した写真が「いいな」と思ったらすぐに購入できる仕組みを設けたいですよね。

Instagramのビジネスアカウントにはショッピングカート機能が設けられています。ショッピングカート機能を活用することで、すぐに購入させることができるのです。広告とショッピングカート機能を組み合わせると、広告から直接購入可能になるので、従来の広告よりも特定商品を売るのならアクション率を高めることができるでしょう。

「ショップナウ機能」の導入は以下の記事をご覧ください。

インスタグラムショッピング機能(ショップナウ)の概要と導入方法
https://snaplace.biz/shopnowguide/

広告と買い物機能を活用している例:【LANCOME/ランコム】

Lancôme Official
Lancôme Official(@lancomeofficial)公式Instagramより

LancomeはInstagramで自社ブランドの世界観をしっかりと構築しています。モデルを活用するだけでなく、フィード(自分のアカウントのホーム)も美しく見えるよう配慮されています。

同社もショップナウを導入しており、写真で見た商品をワンアクションで購入させることができます。どのような機能なのか、実際にスマートフォンから上記リンクを開き確かめてみてくださいね。

投稿トーンを統一しブランド力強化

アカウントのホーム画面(フィード)の統一感も非常に重要です。フィードが美しいと、いろいろな投稿が見たくなりますし、世界観をより強調することができます。

たとえば1枚の写真を3枚、6枚、9枚のグリッド(マス目)に分割し、フィードに投稿すると写真を大きく見せられるだけでなく、巨大な写真が投稿されたようにインパクトあるフィードを作れます。
この手法のメリットは文字などを大きく見せられる点にもあります。通常Instagramの投稿をフィードで見ると、小さすぎて文字まではっきりと視認することはできません。しかし、分割して投稿すると比例して文字サイズも大きくできるので、フィードだけでも知らせたいことを知らせられます。

一度分割した投稿を行うと、今後投稿する数などを調整していく必要がありますが、美しいフィードは興味を持ってくれた人への大きなメッセージとなります。可能なら活用したい手法です。

分割画像を投稿している【excel/エクセル】

エクセルメイク
エクセルメイク(@excelmake)公式Instagramより

エクセルメイクは美しいフィードが特徴です。モデルの写真を大胆に分割し、インパクトあるフィードに仕上げています。間に商品を挟み、上の項でご紹介したショップナウ機能を設けることで、モデルのメイクを見た直後に同じ商品の購入を誘導しています。

パソコン版だと隙間が広くなるので、ぜひスマートフォンアプリからご確認ください。写真をキレイに撮影し、インパクトのある見せ方をしているだけでなく、すぐに商品を購入できる仕組み作りをしている点は非常に参考になります。

ストーリーズ投稿でハウツー動画配信

ポスト(投稿)だけでなく、24時間で表示できなくなる「ストーリーズ」機能を活用した動画配信を行なうのも有効です。最近では通常の投稿をするよりもストーリーズだけに投稿するという人も増えており、ストーリーズが閲覧されるケースが増えてきています。

たとえばストーリーズに化粧のハウツー動画を投稿し、ハイライトで自社アカウントページトップに残すのは有効な手段。商品の紹介を掲載し、ステップごとにどのように変わっていくのかを短い動画で見せられます。

【KATE/ケイト】

KATE|ケイト
KATE|ケイト(@kate.tokyo.official_jp)公式Instagramより

化粧品を販売するケイトはストーリーズを活用したメイクハウツーを配信しています。実際の商品を表示させ、どれをどこに、どのように使うのかを示しています。短い動画だからこそ、何回でも見直し安いですし、どのようなイメージになるのか結論がすぐにわかるのでオススメです。

こうした動画を制作するのは多少コストがかかりますが、実際の使用感を伝えられるので、手法としては有効です。

いいね!キャンペーンでファンを増やす

インスタグラム上でキャンペーンを実施し、今まで閲覧してくれなかった人も取り込めるのが「キャンペーン」です。近年、飲食店などではInstagramをフォローしたらドリンク1杯無料というキャンペーンを行っていたり、「#●●」を投稿した人のなかから抽選でなにかが進呈される、というキャンペーンを行っていますよね。もっと手軽な方法だと投稿に「いいね」をしてくれた人の中から抽選、というケースもあります。

こうしたキャンペーンを行うことで、すでにファンになってくれている人以外、つまり新たなファンを獲得できる機会が得られます。キャンペーンを行っているから、と閲覧してくれる人も多いので、コストはかかりますがキャンペーン作戦は有効です。費用をかけてInstagram広告を打ち出してキャンペーンを行っても良いですし、リポストさせることが応募の条件になるキャンペーンを開催し、ユーザーに広めてもらうのも有効です。

さまざまな手法がありますが、キャンペーンを行うことでフォロワーを多く獲得できた、という事例も多数あるのでフォロワーをもう少し増やしたい、アカウントを開設したばかりだからフォロワーをたくさん獲得したい、という場合は行ってみても良いでしょう。

【dejavu/デジャヴュ】

デジャヴュ公式
デジャヴュ公式(@dejavu_official.jp)公式Instagramより

デジャヴュはこうしたキャンペーンを上手に行っています。

新商品のキャンペーンを行う際は、「いいね」でプレゼントという企画を行っています。デジャヴュの場合はすでにフォロワーが32万人弱ということもあり、5,000件以上も「いいね」がつくほど人気です。キャンペーンを定期的に行うことで、「またキャンペーンが行われるかもしれない」と思い、継続してフォローしてくれる人も増えますし、デジャヴュっていいね、という魅力を発見できた人がファンになってくれる可能性もあります。

キャンペーンはタイミングや使いどころを誤ると効果がないだけでなく、コストを無駄にする結果にもなりかねません。必ず、KPI、KGIを設定して行うようにしましょう。

インスタシェアキャンペーンで情報拡散

公式アカウントをフォローし、商品の写真を撮影し、ハッシュタグをつけて投稿させたり、ダンスの動画を投稿させたりと、一般ユーザーに自社商品を広めてもらう、というキャンペーンもあります。

【資生堂マキアージュ】

マキアージュ
マキアージュ(@maquillage_jp)公式Instagramより

このキャンペーンでは、公式アカウントをフォローし、商品を購入し撮影した写真を投稿させるというもの。商品の購買にもつながりますし、キャンペーンの告知だけでなく実際の商品の告知をセットで行えるので、フォロワーが多く、どこでも手軽に買える商品をPRしたい場合、有効なキャンペーンです。

ただし、プレゼントは豪華なものとなっており、「#マキアージュミニ」には1,100件以上の投稿があります。

【CANMAKE/キャンメイク】

CANMAKE TOKYO(キャンメイク)
CANMAKE TOKYO(キャンメイク)(@canmaketokyo)公式Instagramより

きゃんメイクは実際に商品を購入するのではなく、ダンス動画をInstagramに掲載させるというもの。
応募方法は公式アカウントをフォローし、「#CANMAKEダンス」のハッシュタグをつけて投稿するだけ。商品ではなく、ダンスを投稿させるというのが面白いですよね。

ただし、ダンスという難易度は高いのか、プレゼントは抽選30名ですが、「#CANMAKEダンス」に投稿されているのはわずか15件。キャンペーンを行う際は、応募の手軽さ、というのも重要です。

フォロー&いいね!キャンペーンでファンを増やす

さまざまなキャンペーンがありますが、公式アカウントのフォローと投稿へのいいねを行うことを条件にしているものもあります。

【コーセー/クリアターン】

CLEAR TURN(クリアターン)
CLEAR TURN(クリアターン)(@clearturn_jp)公式Instagramより

こちらは公式アカウントのフォローといいねが条件のキャンペーンです。
応募条件が簡単なため、2,700件以上の応募がありました。

【資生堂インテグレート】

インテグレート♥
インテグレート♥(@integrate_jp)公式Instagramより

資生堂インテグレートが行ったキャンペーンは公式アカウントフォローと、投稿にコメントを記入するというもの。Instagramからの応募で100人に当たるとあって、人気のキャンペーンとなりました。
同社の通常の投稿には10件未満のコメントしかつきませんが、この投稿はなんと3,000件以上! キャンペーンを行うことで、ユーザーの思いをコメントで知ることもできます。

【CPコスメティクス】

CPコスメティクス
CPコスメティクス(@cpcosmetics_official)公式Instagramより

こちらも公式アカウントといいねが条件のキャンペーン。
キャンペーン開始から2週間ほどで3,000件以上のいいね、がついているので応募の手軽さ、というのはキャンペーンを行う上で鍵になるといえますね。

#ハッシュタグキャンペーンでインスタ内の集客力UP

特定の投稿に指定のハッシュタグをつけることが応募条件になっているのが「ハッシュタグキャンペーン」です。

【セザンヌ化粧品】

セザンヌ化粧品
セザンヌ化粧品(@cezannecosmetics)公式Instagramより

セザンヌ化粧品が行ったキャンペーンはセザンヌ商品を撮影し、ハッシュタグをつけて投稿するだけというシンプルな応募方法。ユーザーがどのような商品を持っているのかが投稿からわかるというのがメリットでしょうか。
こちらは6月上旬現在、300件強の応募があります。

【RIMMEL/リンメル】

RIMMEL LONDON
RIMMEL LONDON(@rimmellondon_jp)公式Instagramより

こちらも指定のハッシュタグをつけて投稿するだけ、といった内容です。新製品のPRのハッシュタグキャンペーンですが、実際に同社の製品を購入したりする必要はなく、新製品のイメージカラーである黄色のものを撮影して投稿するだけ。参加ハードルはかなり低いですよね。

黄色いものから同社の新商品にたどり着かせたい、という戦略だといえます。
投稿は1,900件強。キャンペーンで多くの応募を集めるには、キャンペーン参加ハードルを低く設定する、というのが良さそうですね。

まとめ

さまざまなキャンペーンが展開されていますが、すべてのキャンペーンに多数の応募があるわけではありません。
キャンペーン参加ハードルが高かいと応募数は少ない傾向にあります。しかし、参加ハードルが高いと、ユーザーが本当に愛してくれているんだ! という「愛」をはかることができる、と言い換えることができるかもしれません。

どのような目標を設定するかによって、どのようなキャンペーンを行っていくのかを決めていくのが良さそうです。


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