写真撮影・スタイリングのコツ!コーディネートする

写真がワンランクアップするスタイリングのコツ!コーディネートする

商品撮影をするとき重要なポイントはいくつかあります。主題・副題をハッキリとさせ、見ている人に明確にイメージしてもらうことも重要です。主題・副題をハッキリとさせてイメージしてもらうためには写真の組み立てを考えなければなりません。

例えば、同じ服を着ていても、一般の人が着ている写真より、モデルが着ていた方がなんとなくオシャレに見えてきます。モデルは服をキレイに見せることを仕事としているので当たり前です。しかし、すべてモデルを入れて撮影できるか? というと現実的には難しいでしょう。

そこで重要になってくるのが「スタイリング」。写真の構成をきちんと決めて写真のなかに整えて入れることで、画力が強くなります。しかし、スタイリングは何パターンもあり、それぞれコツやポイントが存在するので、自分の中で引き出しを多く持っていなければなりません。

そこで今回はスタイリングを行う上で、引き出しを増やせるコツをお伝え致します。

黄金比を意識した縦写真

黄金比を意識した縦写真
photo by Sanomari

人を惹きつける、魅力ある写真というのはなぜか立て写真が多いもの。実際に雑誌やカタログを見てみると、縦カットの写真が多く並んでいます。縦写真は奥行きを出しやすいため、主題(被写体)が際だって美しく見えるのです。
縦の長方形は昔から受け継がれている「黄金比」が隠されていることが多いので美しく見える、というわけです。

ただし、なんでもかんでも闇雲に縦写真がいいのか? というとそうではなくて、インテリアや店舗写真、風景写真など、横の空間の広がりを見せたいときは横写真が有効。やや縦長の商品の魅力を伝えるときに、横写真や正方形の写真だけでなく、縦写真を検討してみてはいかがでしょうか?

Instagramを主戦場とする場合、縦写真をどう上手に見せるのか、というのは結構重要です。多くの投稿は正方形や横写真なので、インパクトのある縦写真を撮影できれば目立つことができます。

作例ではモデルを写真中央に配置。モデル後ろの看板と相まってオシャレな雰囲気に仕上がっています。低めの彩度で現像を行い、アンニュイな雰囲気を創出。横写真だと左右に余計な情報が載ってしまいますが、縦写真なら「モデル」「看板」の2要素だけに絞れるので、すっきりと見せられます。

縦写真はこのほかにも、商品を積み重ねて撮影するときや、真俯瞰で広がりを見せたいときに有効な手法です。ぜひ試してみてください。

フラッシュ厳禁!自然光で美しく見せる

フラッシュ厳禁!自然光で美しく見せる
photo by cocco_is_simplist

商品を美しく見せる上でライティング(光)は重要な要素です。スタジオ撮影などではさまざまな角度から商品に光をあてて、魅力的に見えるよう工夫を凝らしています。
毎回プロのカメラマンに依頼するにはコストがかかりすぎるため、企業のInstagram担当者が自分で撮影を行っている例は少なくありません。

もしも自分で撮影するときに気をつけたいポイントは光です。商品撮影は屋外よりも室内が多くなるため、暗くなりがち。そこでフラッシュを焚いて撮影することがありますが、フラッシュを焚くとなんとなく平面な印象に仕上がってしまいます。

そこでオススメなのが自然光での撮影。直射日光は別ですが室内に差し込む自然の光をうまく活用すると、オシャレで印象的な写真に仕上げることができます。実際に海外のライフスタイル雑誌などは自然光にこだわり抜き、撮影時間等を工夫しているケースも多いのです。

電球や蛍光灯など人工的な光の下での撮影は、どうしても光に色がついてしまっているため、色補正が難しくなります。しかし、自然光を使えばホワイトバランスや色補正が簡単なので、撮影を行うときはぜひ自然光で撮影しましょう。

自然光で撮影するときは「フラッシュを焚かない」「昼間」「直射日光は避ける」という3つのポイントが重要です。作例ではあえて影ができるよう自然光を当てていますが、商品のパッケージを見せたいときなどは強い影は邪魔な要素。できるだけ直射日光を避け、レースなどを通した柔らかい光の環境で撮影を行うと良いでしょう。
晴天の日よりも、曇りの日の方が光が安定しているので撮影難易度は低くなります。

主役に寄った写真で魅力を伝える

主役に寄った写真で魅力を伝える
photo by juco

見せたいものが複数ある場合、どこを切り取るかが非常に重要です。作例ではシュークリームをメインに据えています。背景(副題)にCOFFEE、TEA、SUGARと書かれたビンを置くことでティータイムなどで食べて欲しい、コーヒーと一緒に食べて欲しい、というメッセージを伝えることができます。しかし、メッセージ性が強すぎると主役のシュークリームがぼやけてしまいます。そんなときは思いっきりシュークリームに寄って、背景にコーヒー、ティーなどのビンがボケて映るようにしましょう。そうすることで、主役は「シュークリーム」、サブ要素として「コーヒーや紅茶」といったメッセージを伝えられます。

1枚の写真でいろいろと伝えたいことは多いかと思います。しかし、SNSなどの写真は情報量が多すぎると目が滑ってしまって、なかなか有効なリーチを獲得できません。「主役」を明確にした写真を撮影することは、SNS戦略上非常に有効な手段です。

今回はシュークリームに寄った作例をご紹介しましたが、このほかにも文字が書かれたTシャツやクッション、マグカップ、食器などさまざまなパターンで使える手法です。注意したいのは「魅力ある部分をクローズアップ」するということ。ただ寄って撮影すれば良いというわけではなくて、その商品の魅力をクローズアップするのです。商品を大きく見せたいからと、商品しか見えないくらいグッと寄った写真を撮影するとカタログ的な写真にしかなりません。寄りすぎた写真は異なる印象を与えてしまうことも考えられるので、商品をきちんと認識できるよう「クローズアップする」と覚えておきましょう。

背景を変えるだけで印象が変わる

背景を変えるだけで印象が変わる
photo by usuko

スタイリングのキモとなるのは実は「下地」。背景の素材や質感、色などを工夫することで写真の印象を大きく変えることができます。作例では白い布地の背景にシルバーのアクセ、ピアスは黒いパーツで留めています。全体的にモノトーンに仕上げていますよね。この写真からは洗練されたオシャレな印象を受けるかと思います。しかし、下地が布っぽいため、若干のカジュアルさも感じられるでしょう。例えばこの写真の下地が黒い大理石なら、もっとラグジュアリーな高級感あるアクセサリーに感じるでしょう。

このように下地は写真の印象を大きく変えます。アクセサリーなどの商品撮影時はもちろんですが、それ以外の撮影時にも背景をいくつか変えながら撮影するのがオススメ。写真に写る範囲の大きさで構わないので、何色かの紙や、さまざまな柄の布、木の板、タイルなどを用意しておくと撮影の幅がグッと広がります。

同系色・同種類でまとめて印象づける

同系色・同種類でまとめて印象づける
photo by a.kise

さまざまな知識を得ていくと、すべてを取り入れようとして賑やかすぎる写真になってしまうことが少なくありません。そんなときは、普遍的な美の法則であり、もっとも魅力的に見える「同系色でまとめる」という手法を活用してみましょう。同じ色ですべてを揃えれば写真全体にまとまりがでます。

同系色で揃えるときは基本的に色の濃淡で被写体と背景に差をつけましょう。作例では野菜が最も色が濃くて、背景はやや薄い色になっています。濃淡をつけてあげれば見せたいものがなんなのか明確に伝わるようになります。

まとめ

写真撮影にはさまざまなポイントがあります。ひとつずつ覚え、実践していくことでテクニックを自分のものにできます。ここでご紹介した手法を取り入れ、ワンランク上の写真を撮影しましょう。


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