商品写真撮影のコツ!魅力的に伝えるには?

写真がワンランクアップする商品撮影のコツ!魅力的に伝えるには?
商品撮影は「魅力」が伝わらなければ意味がありません。魅力的に伝えるには小物を工夫したり、背景を工夫したり、アングルを工夫したり、さまざまな手法があります。これらを工夫はある程度手法を知っておくことがとても重要です。ちょっとしたコツを知っているだけで、より商品の魅力が伝わりやすくなります。

今回は伝えたいイメージによって変わる表現方法をご紹介。スタイリッシュに見せるのか、柔らかいイメージに見せるのか、ストーリーを見せるのかなど見せたい表現方法別に表現方法をご紹介いたします。

研ぎ澄まされた写真でブランディング

研ぎ澄まされた写真でブランディング
photo by cocco_is_simplist

被写体を上から撮影する真俯瞰という撮影方法をInstagramなどでよく見かけます。真俯瞰での撮影は立体感や奥行き感を出しにくい一方で、使い方によってはアーティスティックに見せることができます。ちょっとした工夫で可愛くも、洗練された印象にも姿を変えるので、ぜひチャレンジしてみてください。

作例は余白をたっぷり取ってショップバッグを見せています。余白を取るときは上にたっぷりと取るのか、下にたっぷりとるのか、日の丸構図で上下左右均等に余白を取るのか、という3つが考えられます。今回のショップバッグは下部に余白を多く取るとバランスが悪く見えるため、上部に余白をとっています。この場合は、上部にフックが設けられているのでよいアクセントになっていますね。

白いショップバッグを紹介するときは、背景も白で合わせてあげるとアーティスティックで洗練された印象になります。同じ白でも大理石のような硬質な印象を与える背景ならより研ぎ澄まされた印象に映るでしょう。今回のように壁紙のような少しザラザラとした質感を採用すると、そこまで洗練された印象は受けず、どちらかというと温かみを感じます。
背景の素材を変えるだけで、同じ白一色の写真であっても簡単にイメージを変えられます。ぜひ素材を替えながら表現を変えていってみてください。

高さのある素材を横から撮影

高さのある素材を横から撮影
photo by miyuki

高さのある素材を撮影するときは真横からの撮影がオススメ。真俯瞰や斜俯瞰では高さ感を正しく伝えられないので、真横から撮影を行います。真横から撮影する場合は、背景の素材が重要になってきます。このとき重要なのは被写体に合う色の背景を選ぶということ。

作例の場合、被写体がピンクで背景は白っぽい色を採用しています。白や黒はどんな色にも合う万能な色なので、迷ったらこの2色から選択すると良いでしょう。ただの白一色ではなく、小物として布を置いています。ピントは商品に合わせて、奥に布を配置することで奥行き感を演出。真横から撮影を行うとどうしても奥行き感を出しにくくなるので、奥に何かを配置して立体感を出してあげましょう。

背景や下地の素材は複数種類用意しておいた方が良いです。今回の作例の場合、そこまで大きな素材は必要ありません。なのでちょうど画角に収まる大きさの布や板などを用意しましょう。もしも布を背景として使うときはピンと張たり、アイロンをかけたりしてシワを伸ばすようにします。リネン類で柔らかさを演出していますが、壁までシワシワだと頼りない印象になってしまいます。壁に相当する部分はピンと張ってシワがない状態にするのがベストです。また、水平・垂直をきちんと合わせないと写真として違和感を覚えるのでレベルの調節は慎重に。撮影時はもちろん、現像時もレベルの調節を行ってください。

下地を工夫するとイメージが変わる

下地を工夫するとイメージが変わる
photo by miyuki

俯瞰で撮影するときは、必ず下地が必要です。テーブルの質感そのまま、床の質感そのままでも良い場合がありますが、下地を複数用意して商品に合わせながら選んでいくと良いでしょう。オススメの下地は和紙や石膏ボード、レース、布、木目の板など。これらの素材は安価で手に入れることができるので一通り揃えておいた方が良いでしょう。

作例ではレースの上にアクセサリーを置いています。レースを用いることで柔らかな印象を与えています。柔らかいレースのシワをあえて伸ばしきらないことで写真からは柔らかい印象を受けます。ブランドのイメージをアピールする場合、ナチュラルな風合いのブランドならこの手法は有効だといえます。

このほか、本やノートといったものも下地としては有効です。下地を使うときは1種類だけを使うのではなく、重ねてレイヤーにすると奥行き感が出るのでオススメ。例えばランチョンマットを何枚かちょっとずらしながら重ねて上から撮影するとズレが適度な奥行きを演出してくれます。このほか、皿なども下地として使えたりします。あまりつるつるの皿は映り込みや反射などに注意が必要ですが、もしも下地に悩んだときは皿も試してみてください。
布を用いるときはふんわりとさせるのもテクニックのひとつです。アイロンをかけてピンと張るのではなく、あえて空気を含ませるようにふわふわと配置しておくと柔らかい印象になります。

シーンをイメージさせるコーデ

シーンをイメージさせるコーデ
photo by Yuki@Precious Salon

主役の向こうに何をもってくるかがスタイリングしていく上で重要なポイント。背景をしっかりとスタイリングすると深みが出て、シーンをイメージしやすくなります。商品を撮影するときは、その商品がいつ・どこで・誰が・どんなタイミングで使うものなのかをしっかりと考え、そのシーンを再現すると良いでしょう。

作例はインテリアや住宅に雰囲気が寄っているものですが、例えばこんなシーンを作り上げ、何か目立つ商品を使っている様子を見せられれば、より商品の魅力をしっかりと伝えられますよね。もしアイロンをかけているならアイロンのPRになりますし、コーヒーを飲んでいるならカップなどのPRになります。このように背景までしっかりと作り上げた空間で何かをしている様子を伝えれば、商品をより具体的にイメージしやすくなります。

ポイントは背景が主張しすぎないよう注意すること。全体にピントを合わせてしまうと背景がやかましく見える場合があります。人や商品にピントを合わせて背景をボカしてあげれば余計な情報に目が行きにくくなります。室内で人が使っているイメージを作るなら、壁紙などの背景はできるだけ情報量が少ない白が良いでしょう。

インテリア撮影は広角レンズで

インテリア撮影は広角レンズで
photo by Yuki@Precious Salon

インテリアの撮影は雰囲気が重要です。テーブルには何が乗っているのか、誰かソファに座っているのか、テレビはどんな角度を向いているのか、といった点に注目しましょう。
また、撮影時は柱などを基準にしっかりと水平・垂直を取るようにするのがオススメ。ここが曲がっていると違和感を覚えてしまいます。

作例では手前の食卓テーブルと奥のソファをメインに紹介。テレビなどの家電も入れることで、奥でテレビを見ながらくつろぐ、そんなイメージを持たせることもできます。
インテリアを撮影する場合、可能なら広角レンズの使用がオススメ。広角レンズを使うと広く切り取ることができるので、部屋全体を見せやすくなります。

まとめ

ちょっとした工夫で写真のクオリティはグッと上がります。背景素材などをちょっと変えてあげるだけで良い場合も多いので、複数パターンの背景を用意して差し替えながら撮影してみましょう。


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