インテリアの上手な撮影テクニック!空間の雰囲気をしっかり伝える

インテリアの上手な撮影テクニック!空間の雰囲気をしっかり伝える

インテリアの撮影は飲食店などの撮影とは少し異なります。インテリアの撮影は大きく分けて、「インテリア全体を含む空間を写すパターン」と「家具そのものを写すパターン」の2種類があります。いずれのパターンの撮影も、「インテリアを用いることでどのような空間を作ることができるか」を意識することがポイント。

今回はインテリアの撮影方法のテクニックをご紹介します。

インテリア撮影のポイント

前述の通り、インテリアの撮影方法は2種類。空間を切り取るのか、家具単体を撮影するかです。家具単体であっても、数が増えると空間を作るインテリアとなります。そのため、家具単体での撮影の場合、どのような空間を作ることができるのか、ということを考えるのが重要です。

インテリア撮影でもっとも重視しなければならないのが「水平・垂直」と「ゆがみ」。家や事務所など基本的に水平・垂直がとれている空間を切り取る場合、床や柱、梁が斜めに映っていると非常に違和感を感じるでしょう。大きく斜めになっているのなら「そういう撮影方法かな?」と思いますが、微妙に斜めになっている場合は、いいようのない気持ち悪さを感じてしまいます。
そのため、インテリアを撮影する際は水平器などを用いて、きちんと水平・垂直を取るようにしましょう。

また、特に一眼レフで撮影する場合はレンズによるゆがみが発生する可能性があります。カメラのレンズは構造上、必ず歪曲しているもの。広く写そうと広角レンズを使うと端の方は大きくゆがんでしまいます。建物の撮影などではあえてゆがみを活かした「パース撮影」という技法がありますが、例えば椅子だけを単体で撮影する場合などはゆがんでいない方が望ましいですよね。

写真のゆがみを解決する方法として、焦点距離の長いレンズを使用したり、撮影時にカメラを傾けない、歪曲収差(ディストーション)が抑えられたレンズを使用する、現像時に修正するという方法があります。
強烈にゆがんでいる場合は現像時に修正できないので、歪曲収差の少ないレンズを調べて利用するのがオススメです。

歪曲収差とは直線が直線に映らなくなる現象。写真の中心よりも周囲に発生しやすいのが特徴です。広く映る広角レンズを用いた場合は樽形収差になり、望遠レンズを用いると糸巻き型収差になるといわれています。
ズームレンズの中間域では歪曲収差が相殺され、目立たなくなる焦点距離が存在するので、今使っているレンズの特性を見極めましょう。

インテリア撮影を行うときは梁や柱を基準にすると水平垂直を取りやすくなります。これからインテリアを撮影するときは、「梁・柱」を基準にしてみましょう。

柱を基準に水平・垂直をとる

柱を基準に水平・垂直をとる
photo by kayoko

では、作例を交えてインテリアの撮影方法を見ていきましょう。

リビングの内観を撮影するときは奥の柱を基準にすると構図を決めやすくなります。狭い場所で多くの情報を見せたい場合は、広角レンズで撮影し、現像ソフトでゆがみを補正しましょう。

インテリア撮影するときは、主題・副題があいまいです。明確に区別をせず、インテリア全体を写すことを心がけるとよいでしょう。特に目立たせたい家具がある場合は、その家具が目立つようインテリアの配置や色合いを工夫するなどするとよいです。

ストロボを焚いて撮影するのも良いですが、自然光で撮影すると自然な雰囲気を演出できます。窓から自然に射し込む光を使い、サイド光か逆光のいずれかで撮影するのがオススメです。
その際、光が届かず暗くなる部分が発生することも。レフ板などを使って光を回すと解消するので、レフ板を用意しておくとより質の高い撮影ができます。
順光で撮影すると自分の影が映り込む可能性があり、アングルが限定されてしまうのでサイド光か逆光が望ましいです。どうしても順光になる場合はうまくレフ板などを使い、光の方向などを調整してみましょう。

そして、インテリア撮影においてもっとも重要なのが「構図」です。構図は前述の通り、柱や梁を基準にして水平・垂直をとってから撮影しましょう。レンズのゆがみなどもありますし、完璧に水平垂直を取ることはできません。あとで現像ソフトで微調整しましょう。

現像を行う際は水平・垂直を見ていきます。ガイドラインなどを引いてしっかり水平・垂直を取りましょう。その後、コントラストを調整したり、ハイライト・シャドウの調整を行います。
インテリア撮影の現像は「ゆがみ補正→水平・垂直微調整→コントラスト、シャドウ、ハイライト補正」の順がオススメです。

撮影ポイント

  • 主題・副題
    主題副題はなく、全体を写す。
    目立たせたい家具がある場合は中心にする

  • サイド光または逆光
  • 構図
    柱・梁を基準に水平垂直をしっかり取る
  • 現像
    レンズゆがみ補正、水平垂直微調整、色などの調整

小物でシーンを演出

食事前の様子がわかるようなインテリア
photo by Yuki@Precious Salon

インテリア撮影で部屋全体では無く、空間を表現したい場合はテーブルに何を置くかが重要です。作例ではカップケーキなどをおき、ハロウィーンの雰囲気を演出しています。このようにテーブルに何を置くかで、どんな雰囲気の空間なのかを演出可能です。見ている人にどう思って欲しいかを意識しながらコーディネートしていきましょう。

インテリア撮影の場合、写真を再生しつつ、必要なものを足し引きしていくのがオススメ。目で見てバランスがよさそうでも、撮影してみるとごちゃごちゃして見えたり、さみしく見えたりするもの。必ずカメラのプレビューをベースにレイアウトを組んでいきましょう。

撮影ポイント

  • 主題・副題
    主題は雰囲気
    副題は雰囲気を演出するためのアイテム

  • 窓からの日光が基本ですが、日光から遠い部分は灯りが落ちがちなので、レフ板などを使用し、部屋全体に光が回るようにしましょう
  • 構図
    柱・梁を基準に水平垂直を取る
  • 現像
    どう見せたいかにもよりますが、リビングルームなら明るくなるよう明るさ、ハイライト、シャドウなどを調整

椅子単体でおしゃれ感を演出

椅子単体でおしゃれ感を演出
photo by Lotus Mme.《STYLE@anberiru》

たった1脚の椅子がぐっとオシャレになる可能性もあります。インテリア撮影は部屋全体を見せるだけではありません。お気に入りの椅子をしっかりと見せるのもインテリア撮影です。

作例では椅子1脚と収納をセットで撮影。椅子の座面と床の色を合わせると写真全体に統一感が出ます。作例の場合、主題は小物入れ。小物入れはモノトーンとなっており、全体的に木を中心とした世界の中に無機質なモノトーンのものを入れ、目立たせています。

このほか、ワングレード上の写真を撮影する場合は巾木(はばき)はない方がすっきりと見せられます。巾木とは床と壁の間にある木のこと。作例には巾木がありますが、巾木がないほうが画面内の要素が減るのですっきりと見せられます。
巾木がある場合は床にすのこを敷いて床を一段高くすると隠せますし、すのこの上にクッションフロアや絨毯などを貼ると床の素材感を自由に変更可能。ぜひ試してみてください。

椅子のようにインテリア単体撮影は、なるべく画面内の要素を少なくすることが重要。ごちゃごちゃとした写真は主題であるインテリアが埋もれてしまいます。ぜひ引き算で撮影を行ってみてください。

撮影ポイント

  • 主題・副題
    主題はインテリア
    副題は雰囲気を作る小物

  • サイド光
  • 構図
    日の丸構図
  • 現像
    見せたい雰囲気に合わせて明るく、コントラスト高め、暗くなど調整

インテリアの写真撮影テクニックまとめ

狭い室内ですべての情報を入れようと思うとどうしても広角レンズを使わなければならない場面もあるでしょう。広角レンズは周囲がゆがんでしまう、という特性があるので、ソフト側でもしっかりと補正を。冷静な目で見て、ゆがみや違和感を感じないかをしっかりとチェックすることをお忘れなく。

インテリア撮影は引き算していくと美しく見せることができます。目で見るのでは無く、カメラのプレビュー画面を通して美しいかを確認することが、インテリア撮影成功のポイントといえるでしょう。


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