Instagramを活用する上で外せないのは「ハイライト」機能です。ストーリーズで効果的な情報を発信したら、それをまとめて、アカウントの目立つ場所に配置できるハイライト機能。フィードの目につきやすい位置に表示されるので、より強くアピールしたい内容はハイライト情報で留め置きましょう。
今回の記事ではInstagramを使って宣伝したり、アピールしたりするのに有効なストーリーズの先にある機能、「ハイライト」について使い方やコツについてご紹介いたします。
1.インスタグラムの「ハイライト」機能とは?
Instagramのストーリーズとは、通常の投稿と異なり、24時間後にアーカイブされる機能のこと。写真や動画の投稿やライブ配信ができるとあって、最近では多くの人が利用しています。24時間でアーカイブされるので、よりライブ感のある情報や、フィードにはなじまない情報の発信も積極的に行えます。
Facebookの発表によると、ストーリーズ機能を使用するユーザー数は、たった1日で2億人を超えており、通常のポストよりもストーリーズを積極的に投稿する、という人も多いのです。
しかし、たった24時間で消えてしまうのはもったいない情報がある場合もあります。たとえばイベントの告知などは即効性のあるストーリーズで告知すると効果的ですが、期間が長い場合、毎日投稿しても良いですがどこか目立つ場所に留め置きたいもの。
ハイライトを使えば任意のストーリーズをまとめてフィードトップに留め置けます。
まとまった情報を提供したり、ジャンルごとに分けたり、過去のイベントの様子をまとめたりとさまざまな活用ができるのです。
さらにストーリーズは1画像・動画ごとにリンクを設定できるため、リンク先への誘導にも最適(以前までは公式アカウントか1万人以上のフォロワーが条件でしたが、2021年11月現在では1万フォロワー未満でもスタンプからリンクを設置することができるようになりました)。ユーザーにとっても新たな情報を自分で探さなくて良い、知りたい情報にすぐたどり着けるなどのメリットがあります。
また、Instagramはアカウントを常に評価しています。「アカウントの評価のために500以上のスコアを設定している」とオフィシャルに発言しているように、評価が高ければ高いほど、ユーザーのストーリーズ欄の左に表示されたりするそう。この評価のポイントのひとつに多くの機能を使っている、という項目があります。ストーリーズやハイライトを積極的に活用することで、評価を上げることもできるのです。
ぜひハイライトを積極的に活用していきましょう。
2.「ハイライト」機能をビジネス活用するべき4つの理由
ハイライト機能はなぜ使うべきなのか? より詳しく見ていきましょう。
2-1.ストーリーズ投稿が24時間後もユーザー閲覧できるようになる
先ほどのご紹介しましたが、24時間以上経過した投稿であってもユーザーが閲覧可能になります。
通常ストーリーズに投稿すると24時間経過後、アーカイブに自動保存されユーザーは閲覧不可能に。しかし、ハイライト機能を使えば投稿をまとめて表示させられます。大事な情報をストーリーズにアップした場合は、ぜひハイライト機能でまとめておきましょう。
2-2.カテゴリを作ることができる
商品が多岐にわたる場合は、Instagramのフィードだけでは上手に管理できません。
ストーリーズで商品を紹介したあとはハイライトでカテゴリごとにまとめると、簡易的なカタログのようなものをInstagram上に作ることができます。
レストランなどの場合はランチメニュー、ディナーメニューといった2カテゴリに分けるのも良いですし、教育関係の場合はオープンキャンパスの様子などを季節ごとにまとめてもよいでしょう。
2-3.履歴(足跡)を見ることができる
ストーリーズはフィードへの投稿と異なり、履歴(足跡)が残ります。足跡が残ると、どの投稿にどんな人が見に来てくれたのかを見られるので、今後のストーリーズ、ハイライト運用に役立つでしょう。
フィード投稿でもインサイトや解析ツールを使えば、アクセス数などは見られます。しかし、誰が見たのかが一目でわかるのがストーリーズ、ハイライトの良いところ。どのコンテンツに誰が、どのくらい見に来ているのかをしっかりと計ることができます。
2-4.外部リンク誘導ができる
Instagramでは投稿にリンクを掲載できません。アカウントのプロフィールに1か所だけ、という条件があります。この条件がInstagramの外部誘導の難しさであったり、ビジネスとしての活用の難しいポイントでした。
しかし、これはフィード投稿の話。
ストーリーズはリンクを挿入できます。以前までは公式アカウントか1万人以上のフォロワーが条件でしたが、2021年11月現在では1万フォロワー未満でもスタンプからリンクを設置することができるようになりました。
ストーリーズをまとめたハイライトでもリンク誘導は有効になるようなので、ハイライトでまとめると大量のリンクを設定できるのです。
3.インスタグラム「ハイライト」機能の効果的な活用事例
それでは実際にストーリーズを上手に活用しているアカウントを見ていきましょう。
3-1.macaroni(マカロニ)
トレンド、キッチングッズ、レシピ、お役立ち情報などグルメに関する情報をまとめて発信しているWEBメディア、マカロニのアカウントはハイライトを上手に活用しています。
ハッシュタグごとにハイライトをまとめているため、ユーザー投稿・拡散を促しています。さらにこちらは上でご紹介したリンクを設定しているため、「もっと見る」をタップするとレシピページに飛ぶ仕組みになっています。
右に右にとスワイプしていき、気になった料理のレシピはしっかりとWEBマガジンで見られるのです。
WEBメディアなどマネタイズできている媒体があるのなら、誘導する際に参考になるでしょう。
3-2.北欧、暮らしの道具店
北欧雑貨などを扱う「北欧、暮らしの道具店」のハイライトは人気コンテンツと商品販売に特化したもの。
同アカウントの人気コンテンツであるドキュメンタリーと短編ドラマ、さらに新商品、最新の再入荷をトップに表示させることで、ユーザーが目的にたどり着きやすいページ配置にしています。
ドキュメンタリーと短編ドラマでファンをつかみ、新商品、最新の再入荷から商品を購入させる流れは、ECサイト運営をしているなら参考になるところ。
こちらもリンクが設定されており、「もっと見る」からECサイトの商品購入ページに飛ぶことができます。
3-3.ラッシュジャパン
ユニークなハイライトとストーリーズの使い方をしているのがラッシュジャパンです。なんと肌診断を行っているのです。さらに肌診断を行った先のリンクに飛ぶと、商品をすぐに購入できるという仕組みになっています。
利用方法はとても簡単で、ハイライトの「アンダートーン」カテゴリでまずは肌の色を診断。説明に沿って進めていき、自分の肌の色がわかったら「ニュートラルトーン」「ウォームトーン」「クールトーン」の3カテゴリで自分に合う色を探していきます。
自分に合う色が見つかったら「もっと見る」をタップすると商品ページに飛ぶことができます。
ただ情報を列挙するのではなく、遊びのある仕組みはユーザーから喜ばれるでしょう。
3-4.VOGUE GIRL JAPAN
「BOY FRIEND」カテゴリから、紙面インタビューに登場したモデルやタレントのコメントなどをハイライトで配置。それぞれ外部リンクを設定し、WEBメディアに誘導しています。
「もっと見る」ボタン付近にタップを誘導するアクションも取り入れられており、思わずタップしたくなる工夫がされています。
3-5.ロフト
フィードとは異なる世界観でまとめているのがロフトです。
「Stationery」「Lifestyle」「Beauty」の3カテゴリを用意しており、Stationery動画で商品を見せ、「ロフト×ブング」(@loft_bungu)に飛ばしており、Lifestyle、Beautyでは動画で商品を見せています。
いずれもインスタ映えを狙った鮮やかでビビットな映像なので、ずっと眺めていられそうですよね。
まとめ
ストーリーズは今一番ホットなInstagramの機能です。そんなストーリーズをまとめたハイライトは積極的に活用していきたいところ。今回は上手に活用している事例をいくつかご紹介しました。自社のアカウント運用の参考になるかと思いますので、ぜひ参考にハイライト機能を活用していきましょう!
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