WeChat(微信)とは?使い方などを徹底解説

WeChat(微信)とは?使い方などを徹底解説

メッセージアプリは多数あり、日本では「LINE」が最大のユーザー数。このほか、「Facebook Messenger」「Skype」「WhatsApp」など世界中の多くの人がこれらのアプリケーションを利用しています。「WeChat」もメッセージアプリのひとつで、ユーザー数は全世界で10億人以上。中国、マレーシア、インド、インドネシア、オーストラリアなどで主に利用されています。

今回はWeChatの使い方などを徹底解説していきます。

WeChat(微信)とは

WeChat(微信)とは
「WeChat(ウィーチャット)」は10億人以上のユーザーが利用しているメッセージアプリ。ユーザーは中国を中心に、マレーシア、インド、インドネシア、オーストラリアに多くおり、海外では非常にポピュラーなメッセージアプリです。
WeChatは中国のTencent(腾讯公司)が開発したメッセージアプリ「ウェイシン」(微信)の全世界に向けたパッケージとなっています。Tencentは時価総額4,750億ドルの超巨大企業で、世界8位の大手IT企業です。

日本では「LINE」が主流なので、「WeChat」の知名度は高くありませんが、最近では「WeChat Pay」(日本のLINE Pay、PayPayのようなもの)を使える場所が日本国内においても増えてきました。

 

Weibo(微博/ウェイボー)との違いは?

Weibo(微博/ウェイボー)との違いは?
中国で人気のSNSといえば「Weibo」(ウェイボー)でしょう。Weiboは中国版Twitterのようなアプリで、企業や著名人からの公式情報を発信する場として活用されています。
一方でWeChatも似たようなことを行えますが、より1対1でのやりとりに優れているため、すでに抱えているファンとのやりとりに最適。

Weiboは「不特定多数への告知」、WeChatは「ファンへの告知」に向いていると理解しておけば問題ありません。

WeChat(微信)の特徴

WeChatは日本で言う「LINE」に相当するアプリ。世界中に多くのユーザーがいるので、これから中国や世界を相手にビジネスを展開していこうと考えているならば導入は必須。

ここからはわかりやすいよう、LINEとWeChatで異なる点、そしてWeChatの特徴を詳しく見ていきましょう。

まずWeChatには「既読機能」がありません。気軽にメッセージを送って、相手が読んでくれないと悩んだり、既読がつくから開くのを辞めておこう、といったことで悩むことはなくなります。
また、タイムライン(モーメンツ)にも違いがあり、LINEは設定で友だち以外からの「いいね!」も表示させられますが、WeChatでは、共通の友だちからの「いいね」「コメント」しか表示されません。個人情報を守るという点ではWeChatの方が優れていますね。
さらに「近くにいる人」を検索する機能がWeChatには備わっています。位置情報共有を許可すると、現在地の近くにいるユーザーを一覧で表示可能。近くの人とやりとりできます。このあたりはSNS的な利用といえますね。
さらに優れているのは翻訳機能。LINEで翻訳を行う場合、別途グループトークを作って行う必要があります。しかしWeChatなら、メッセージを選択すると「翻訳」という項目が表示されるので、選択するとすぐにあらかじめ設定した言語に翻訳してくれます。

このほか、LINEのスタンプに相当するのがWeChatの「ステッカー」があります。LINEは無料スタンプを使うために企業公式アカウントと友だちになって新しいスタンプを取得するのが一般的ですが、WeChatははじめから多くの無料スタンプが備わっています。

 

WeChat(微信)の基本機能

WeChat Pay

WeChat Pay
さまざまな機能があるWeChat。もっとも便利に活用されているのがWeChatPayでしょう。PayPayなどと同様の「QRコード決済」機能です。
利用方法もPayPayと同様で、iOSとAndroid、どちらにも対応しています。

利用する際はあらかじめ電子マネーをチャージする必要があります。チャージ方法は中国の銀行口座からチャージする方法と空港内のポケットチェンジでチャージする方法の2種類。日本人はなかなか利用しにくい機能だといえるでしょう。

ミニプログラム

「ミニプログラム」(小程序)
「ミニプログラム」(小程序)はWeChatならではの機能。この機能はWeChat内で動作可能なアプリのようなもので、WeChat内で外部サービスのショッピングや音楽、ニュース、ゲームなどを楽しめます。WeChatをスマートフォンのOSだとイメージしてもらえればわかりやすいかと思いますが、WeChatを起動しながらさまざまなサービスをWeChat内で行えるのです。

例えばWeChatを利用しているときに服を購入したくなったとします。その場合、通常ならWeChatを一旦閉じて、別途服を購入するアプリを起動したり、ブラウザを立ち上げたりしますよね。WeChatは、WeChat内にこうしたアプリやブラウザ機能を備えているので、いちいち閉じる必要なく、すぐに購入可能。
ミニプログラムは立ち上がりも高速なので、サクサク買い物ができます。

音声メッセージ

このほか、街中でスマートフォンに話しかけている中国人観光客をよく見かけませんか? あれは音声メッセージを利用しています。

LINEでも同じことが行えますが、わざわざタイピングするのではなく、音声で直接やりとりするのが中国流。はじめは戸惑うかもしれませんが、音声でのやりとりが主流な中国流の機能ですね。

WeChat(微信)安全面の注意点

中国発のアプリ、というと不安になるのが安全面。WeChatのセキュリティはどのようになっているのでしょうか?

WeChatは「TRUSTe」や「ISO/IEC 27001」、「ISO/IEC 27018」の認証を取得しています。いずれも取得は難しいものばかりなので、セキュリティ面において、ある程度の信用ができます。

しかし、中国国内で利用する際には「グレートファイアーウォール」という検閲機能が働くので注意が必要。違法情報、ポルノ、反対勢力、海外サイトやサービスなどにはアクセスできなくなります。このほか、天安門事件などの敏感ワードを複数回入力すると、アカウントがロックされたり、削除されたりすることがあります。中国国内で利用する際には注意が必要です。

WeChat(微信)のセキュリティ設定

中国人の生活に欠かせないツールとなったWeChat。さまざまな認証を受けてはいますが、中国国内で利用する際には100パーセント監視されることになります。検索した言葉、メッセージのやりとり内容、位置情報といったものは中国政府に見られていると考えてよいでしょう。

そのため、「近くにいる人」機能をオフにしたり、GPS機能をOFFにしたりと少しでもセキュリティを高める工夫が必要です。中国国内でのやりとりは基本的に監視されていると考えてやりとりをした方が良いでしょう。会社などの機密情報をやりとりをWeChatで行うのは少々危険ですね。

WeChat(微信)の公式アカウントは3種類

WeChat(微信)の公式アカウントは3種類

WeChatにはLINEのように公式アカウントがあり、企業はこれらのアカウントを使って情報発信を行っています。アカウント作成自体は現地企業ならコストなく作成可能ですが、オフィシャル認証制度(300元/年)が設けられており、認証を受けることで偽物ではないと証明できます。

WeChat公式アカウントは「サービスアカウント(服務号)」「購読アカウント(訂閲号)」「企業アカウント(企業号)」の3種類あり、購読アカウントは記事の発信回数が1日1回、サービスアカウントは1ヶ月4回となっています。サービスアカウントはメリットが薄そうですが、サービスアカウントはユーザーメッセージと同じ階層で通知がくるため、見られやすいという特徴があります。
このほか、企業アカウントは社内コミュニケーション専用のアカウントとなっています。

WeChat(微信)の利用シーン

あまり日本ではフル活用できなさそうなWeChatですが、どのような利用シーンが想定されるでしょうか?

例えば中国に旅行・出張に行ったとき、中国を相手にビジネスを展開するとき、中国人とのやりとりを行うときが考えられます。

中国を相手にしたビジネスを展開する場合、WeChatは必須ツールでしょう。中国国内ではビジネスのやりとりもWeChatで行うのが一般的です。

また、中国人と連絡するならWeChatがあった方がよいですね。日本国内にいるなら連絡できますが、中国国内にいる人とやりとりするならWeChatは欠かせません。

このほか、旅行や出張などで中国を訪れる際は必須のツール。やりとりに欠かせませんし、支払いもWeChatで行うシーンが多いので取得しておく必要があります。実際に中国に行ったけど、クレジットカードも現金も使えなかった、という話はよく耳にするもの。ぜひ長期滞在するならWeChatを活用しましょう。

まとめ

中国人が多く利用しているWeChat。便利な機能がたくさん備わっている反面、ビジネス目的だとセキュリティや安全面で心配な点もあります。しかし、中国を相手に展開する場合は必須なツールとなるので、ぜひ利用方法などを理解しておきましょう。


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