雑貨・小物のインフルエンサーマーケティング事例10選

住環境を整える雑貨や小物の販売は、まずは知ってもらうことから。消費者に商品を知ってもらい、自分自身の生活がどのように豊かになるのか? を感じてもらうことで購買行動を起こしてもらいやすくなります。最近では実際に生活のなかで利活用しているSNSでの投稿が購買を喚起させています。

特にInstagramや口コミサイトといったものが大きな影響を与えており、インフルエンサーと呼ばれる多数のフォロワーがいるユーザーの投稿で取り上げられると、ネットショップが売り切れになる、なんてことも。インフルエンサーが商品を紹介すると、フォロワーは広告としてではなく、一消費者の意見として受け取られます。

フォロワー数が1,000から10万ほどのインスタグラマーは、インテリア、断捨離、ミニマリストなど分野に特化して投稿を行っている人も多く、彼ら・彼女らのライフスタイルは多くのフォロワーの憧れの的。彼ら・彼女らが紹介を行うとエンゲージメント獲得率が高い傾向から、企業は多くインフルエンサーを活用し、プロモーションを行っています。

こうしたインフルエンサーの影響力から、最近では企業とインフルエンサーがコラボレーションした商品を販売するケースも増えてきています。今回の記事では、インフルエンサーをPRに起用した例のほか、インフルエンサーとコラボレーションして生まれた商品をご紹介いたします。

インフルエンサーをPRに起用

それではまず、インフルエンサーをPRに起用した例を見ていきましょう。ここでは4つの事例をご紹介いたします。

1.Francfranc Presents × インフルエンサー「ゆうこす」さん

PRした商品:生活雑貨・インテリアなど

雑貨販売として人気のFrancfranc(フランフラン)は、YouTuberとして活躍しているゆうこすさんとコラボレーションを行いました。ゆうこすさんはモテクリエイター、YouTuberとして活躍する傍ら、社長もつとめています。

彼女が社長をつとめる株式会社KOSが2019年2月、オフィスを引っ越しました。その際、自宅の家具や食器をFrancfrancでそろえているというゆうこすさんと、Francfrancがコラボレーションを行い、「Francfranc Presents “わたしらしいお部屋つくり”」を行いました。オフィスに設置する家具などをFrancfrancで統一したことで、まるでFrancfrancの店舗のような空間ができあがったと言います。

ゆうこすさんがFrancfrancが好き、というのはファンなら知っていること。そんなゆうこすさんだからこそ、Francfrancとコラボすることに違和感がありません。ユーザーはインフルエンサーの投稿を追っているもの。本人の雰囲気に合わない投稿は広告色が強くなるため、嫌われる傾向にあります。プロモーションでインフルエンサーを活用する場合は、自社とインフルエンサーとの雰囲気が合っているか? すでにファンか? という点も重要になるでしょう。

▼ゆうこすさんInstagram

ゆうこす♡菅本裕子
ゆうこす♡菅本裕子(@yukos0520)さんInstagramより

2.Dr.Martens × インフルエンサー

PRした商品:靴

イギリスのブーツブランドとして、世界的にも人気なドクターマーチン。同ブランドもInstagramを積極的に活用しています。日本と海外、いずれもInstagramアカウントを運用しており、モデルが実際に履いているストリートスナップが数多く掲載されています。

2016年8月には、新製品であるDMsLITEのローンチ前に、世界中のアーティストやミュージシャンをインフルエンサーとして、製品の新しさや快適さなどを「#DMsLITE」というハッシュタグを付けて発信してもらうキャンペーンが行われていました。

世界中で同ハッシュタグへの投稿が行われ、現在では3,000件近い投稿があります。
キャンペーンを行う場合、企業だけの発信よりもインスタグラマー、インフルエンサーを巻き込んだ方が拡散力があります。自分が好きなインフルエンサーが、ドクターマーチンの靴を履いているとついついほしくなるモノ。このようなユーザーの特性を利用したキャンペーンだといえるでしょう。

▼ドクターマーチン(日本)Instagram

Dr.Martens Japan
Dr.Martens Japan(@drmartens_japan)公式Instagramより

▼ドクターマーチン(海外)Instagram

Dr. Martens
Dr. Martens(@drmartensofficial)公式Instagramより

3.東急ハンズ × インフルエンサー

PRした商品:文房具、インテリア雑貨など

 

1年間で25,000人もフォロワーを増加させたのが東急ハンズのInstagramアカウントです。東急ハンズらしさを感じるアカウントの世界観作りだったり、元々東急ハンズファンの人により深く知ってもらえるような仕組み作りを行いました。さまざまな施策を組み合わせてフォロワー数を伸ばしていきましたが、なかでもストーリーズのLive機能を活用したライブ配信が話題を呼びました。

公式アカウントではLive配信を行っていませんが、有名インスタグラマーに店内からLive配信を行ってもらったことがあります。1回目は三浦大地さんとのコラボレーション商品の宣伝、2回目は販売しているコスメを使用しながらの配信です。どちらも配信も多くのユーザーが閲覧し、コメント欄が賑わいました。

▼東急ハンズInstagram

東急ハンズ 公式アカウント
東急ハンズ 公式アカウント(@tokyuhandsinc)公式Instagramより

4.Madewell × インフルエンサー

PRした商品:サイン入りトートバッグ

Stephanie Steriovskiなど5人のインフルエンサーと提携し、サイン入りトートバッグを発売し、話題となったのがMadewellです。Instagramアカウントやブログページでは、それぞれのKOLの写真や紹介文を投稿し、KOLの認知と関心のアップを図ると同時に、インフルエンサーは自身のInstagram等に当社のトートバックを宣伝しました。

結果として100万人へのリーチを獲得に成功。インフルエンサーアカウントから企業サイトへの導入率も高まりました。

このほか、Madewellはテーマ性をもたせたフォトコンテストをInstagram上で数多く開催。コンテストを開催することで、Instagramに質の高い投稿を集めることにも成功しました。なかには1万以上のいいね!を集めている投稿も多数あるなど、フォトコンテストの質が抜群に高いのです。

コンテストは一見すると簡単に開催でき、コストも抑えつつ宣伝できる、というイメージがあります。しかし、コンテストを開催することで、企業ブランディングを行おうと思うととても困難なモノ。コンテストを開催しても、応募がほとんどないものもInstagram上にはありふれているのです。
Madewellの場合、自社に関連付けたコンテストを開催しました。ブランドスピリッツともいえるデニムをコンテストのテーマに設定したり、トートバッグをコンテストのテーマにしたりとMadewellと関連付けやすい内容をコンテストにしました。このようにブランドと関連性のある写真をコンテストにすることで、ブランドの認知も高めることができるでしょう。

▼Madewell Instagram

Madewell
Madewell(@Madewell)公式Instagramより

インフルエンサーとのコラボ商品

続いてインフルエンサーとコラボレーションしたことで生まれた商品をご紹介いたします。

1.キャンドゥ × インフルエンサー「MARI」さん

コラボ商品:キッチン雑貨・インテリア雑貨など

100円ショップのキャンドゥはインフルエンサーのMARIさんとコラボし、モノトーン雑貨を販売しました。MARIさんはInstagramで、モノトーンの雑貨・インテリアなどを掲載している人気のインスタグラマー。

販売されたのは「チューブラベルステッカー」「調味料ラベル」「文字ステッカー」「ストレージバッグ」「モノトーンステッカー」の5種類。このコラボは第2弾となっており、第1弾が好評を受けて実現したものです。

いずれの商品もMARIさんのInstagramの世界観にマッチする商品で、商品を紹介した投稿には「待ってました」の声が多数。100円で販売され、手頃な価格であることからMARIさんのファンの多くは購入したことでしょう。

▼MARIさんInstagram

MARI
MARI(@lovehome_5)さんInstagramより

2.ROOM × RADICA × インフルエンサー「yukiko」さん

コラボ商品:犬のお散歩バッグ

ROOMインフルエンサーのyukikoさんとのコラボで生まれた、わんちゃんとの暮らしをおしゃれに楽しむグッズ。yukikoさんは整理収納アドバイザーでルームスタイリスト。書籍も出版しており、Ameba公式トップブロガーです。「ほんとうに必要なものしか持たない暮らし」を主催し、日々の暮らしを素敵に発信しています。フォロワー数は15万人を超える、日本でもかなり人気のインスタグラマーです。そんなyukikoさんのInstagramにはインテリアや収納の写真とともに犬が良く登場します。生活感のあまりない部屋に犬が映り込むことで、グッと生活感が出ますよね。

そんなyukikoさんはドッグカフェをオープン。愛犬グッズ選びは悩んだり、なかなか欲しいものが見つからなかったりするそう。多機能だけれどインテリアに馴染まなかったり、悪目立ちしてしまう商品も多いのだとか。だからこそ、yukikoさんと「犬の服 RADICA(ラディカ)」がコラボして生まれた商品は、洗練されたオシャレさと機能面を兼ね備えた商品。

同じ悩みを抱えていた人からは好評で、販売サイトでは売り切れ多数。インフルエンサーが抱えているリアルな悩みを解決する商品は、フォロワーにとってもありがたいものなのでしょう。

▼yukikoさんInstagram

yukiko
yukiko(@yukiko_ismart)さんInstagramより

3.R-ISM × インフルエンサー「maki」さん

コラボ商品:バッグ

ママ層から絶大な人気を誇るインスタグラマーmakiさんと、R-ISMがコラボしたパールバッグ。昨年6月には好評を受けて新色が発売されました。パールバッグはmakiさん自身が使い勝手の良いサイズにこだわり、メインバッグとしても、サブバッグとしても使えるちょうどいいサイズ感。第一弾の販売時は予約時点で売り切れたほどの人気商品でした。

人気を受けて第2弾として「ベージュ」「ライトグレー」の2色を追加。こちらも予約開始段階から多くの予約があったそうです。

インフルエンサーが企画し、商品を開発したことから、自分の言葉でこだわりをユーザーに伝えられます。単純にプロモーションを依頼するのではなく、企画段階から関わることでよりフォロワーへ伝える思いが強くなるのでしょう。

▼makiさんInstagram

maki
maki(@mtmmaki)さんInstagramより

4.Clothing ISETAN MITSUKOSHI × インフルエンサー「bonpon」

コラボ商品:バッグ、ピンパッジ、靴下など

三越伊勢丹のプライベートブランド「クロージング イセタン ミツコシ(Clothing ISETAN MITSUKOSHI)」が、インスタグラマーbonponとコラボレーションし、バッグ、ピンバッジ、靴下などのアイテムを期間限定で販売しました。

bonponさんはシニア世代のインスタグラマー。夫婦でおそろいのコーディネートを掲載している様子が人気のインスタグラマーです。フォロワー数は80万以上とかなり人気のインフルエンサーなのです。

コラボレーションして生まれたアイテムは「家族」「絆」がコンセプト。おそろいのコーディネート(リンクコーデ)が楽しめるよう、ブラウス、セーター、ピンバッジ、靴下などをそろえました。

インフルエンサーは若者だけではありません。シニア世代のなかにも多くのフォロワーを抱えているインフルエンサーがいます。商品のPRの幅を拡げる意味でも、シニア世代のインスタグラマーにも注目してみてはいかがでしょうか?

▼bonponさん インスタグラム

bon・pon
bon・pon(@bonpon511)さんInstagramより

5.ALTROSE × インフルエンサー「吉田南歩」さん

コラボ商品:バッグ

 

存在感のあるバッグなど小物をインスタグラマーとコラボして販売したのが「ALTROSE」です。コラボしたのはインフルエンサーの吉田南歩さん。吉田南歩さんはnon-noの読者モデルやChlore Creperie-クロレクレープリー -のディレクターとしても活躍する、フォロワー数は11万人を超える若い女性から人気のインフルエンサーです。

▼吉田南歩さんInstagram

吉田南歩
吉田南歩(@nanaho_yoshida)さんInstagramより

6.K-SWISS × インフルエンサー「Lil Jupiter」さん

コラボ商品:靴

アメリカのテニスブランド「ケー スイス(K-SWISS)」が、ニューヨーク在住のインスタグラマー リル・ジュピター(Lil Jupiter)とのコラボレーションし、スニーカーを販売しました。

リルジュピターさんはInstagramで30万人以上のフォロワーを抱えるインスタグラマー。普段の投稿はハイファッションとストリートウェアが中心で、今回のコラボではShock Springテクノロジー搭載の一体型ユニットのチャンキーソールが特徴の「CR-329」をベースに採用し、アッパーとインソールにジュピターのロゴをデザインするなど、アレンジしたもの。

驚きなのは36足限定での販売だったということ。インフルエンサーとのコラボ商品はある程度の数を販売する例がありますが、限定数をかなり絞ったことで希少感が出て多くの人が求めたようです。

▼Lil JupiterさんInstagram

LilJupiter
LilJupiter(@LilJupiter)さんInstagramより

まとめ

インフルエンサーとコラボレーションして商品開発を行う場合、プロモーションを依頼する場合はインフルエンサーの雰囲気にマッチすることが一番。畑違いのPRはフォロワーに不信感を持たれ、双方に良いイメージを与えられないでしょう。

だからこそ、自社の強みを発揮できるインフルエンサーを探して、依頼する必要があります。今回紹介した事例は、インフルエンサー自身のこせいが はっきりと出ているものが多いですよね。インフルエンサーのフォロワーはインフルエンサーの世界観に共感しているので、インフルエンサーを軸にPRを考えた方が良さそうですね。


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