訪日外国人集客にインスタグラムがおすすめの理由

2020年の東京オリンピックを前にして、観光業もInstagram運用に力を入れ始めています。日本を訪れる訪日外国人(インバウンド)向けの情報発信をInstagramで行うことは、地方の観光業にとって欠かせないものとなりつつあるのです。

日本政府観光局は2018年1月の訪日観光客数を250万2,000人と発表しました。これは2017年1月と比較し、9%増えており、1月としては過去最高の数字となりました。

東京オリンピック開催に向けて、訪日観光客数は今後も増加することを期待されています。観光業でInstagramアカウントを開設したい、今運用しているけれど効果があまりない、もっと効果を上げたいと考えた場合、何から手をつけていけば良いのでしょうか?

今回の記事では訪日外国人観光客向けのアカウント運用についてご紹介いたします。

1.訪日外国人集客が注目されている背景

日本政府観光局(JINTO)は、訪日外国人観光客数をホームページで公開しています。これによると、2011年は621万人、2012年835万人、2013年1,036万人、2014年1,341万人、2015年1,973万人、2016年2,403万人、2017年2,869万人、2018年3,119万人と右肩上がりに増加しています。2018年には初めて3,000万人を超えたこともあり、観光業にとってインバウンドは欠かせない存在です。

地域別で見てみると、中国、韓国、台湾、香港など近い東アジアが飛び抜けて多く、次いでアメリカ、タイ、マレーシア、フィリピンなどが続きます。中国、韓国、台湾、香港などは距離も近いので、観光を呼び込むのに大きなメリットがありますよね。しかし、中国ではInstagramの利用が基本的にはできないため、中国人に向けて積極的にInstagramを更新しても、思ったより見られない…という事態が起こります。外国人観光客にタイする情報はアメリカ、タイ、マレーシア、フィリピンなどに向けた言語などで行うと良いでしょう。
あじさいの前でガイドブックを見る浴衣の女性外国人観光客2

日本政府観光局も Instagramアカウントを開設しており、多くの外国人観光客に日本の情報を発信しています。フォロワーは30万人を超えており、日本の魅力を発信。投稿には多くのいいねやコメントが寄せられているので、外国人観光客向けの情報発信にはどのような情報が良いのか? の参考になるでしょう。

2.訪日外国人集客にインスタグラムがおすすめの理由

では、なぜ訪日外国人観光客集客にはInstagramがよいのでしょうか?
一昔前の訪日外国人観光客は観光ガイドで日本の情報を得ていました。少し前ならWebメディアだったり、個人のブログなどで情報を得ていました。しかし、最近ではSNSから情報を得て訪れる訪日外国人観光客が非常に増えています。そのため、SNSを上手に活用し、外に向けて情報発信を行っている自治体には観光客が増えている傾向にあります。SNS対策をしっかりと行うことで、訪日外国人観光客誘致で有利に立つことができます。

では数あるSNSのなかでなぜInstagramが良いのか。ここからは詳しくひもといていきましょう。

 

2-1.世界中で使われているSNSプラットフォームのため

まずはInstagramのユーザー数の多さが上げられます。Instagramは日本国内における月間アクティブユーザー数が2019年3月時点で3,300万人に達しました。海外においては2018年6月発表で月間10億人、日間だと5億人で、ストーリーズにの日間アクティブユーザーは4億人以上だとされています。ほかのSNSプラットフォームの成長が伸び悩むなか、急速に成長を続けているのです。Instagramは国籍を問わず、多くの人が利用しているため、投稿が全世界・地域の人々に見てもらいやすいですよね。

さまざまな工夫を行う必要はありますが、全世界に向け、一個人だったり、一自治体が情報を発信し、きちんと見てもらえるというのはInstagramの大きなメリットでしょう。Facebookやtwitterも世界中で利用されていますが、意識的に自運営サイトを検索してもらわなければ見てもらえませんでした。
しかし、Instagramはハッシュタグ検索(後述)などで世界中の人が、いいねのほとんどついていないような投稿を見てくれるのです。

 

2-2.写真で日本の魅力を訴求できるため

Instagramは基本的に写真・動画がメインコンテンツ。各自治体にある美しい景色、日本らしい景色、どこか懐かしい景色などを写真・動画で見せられる点は大きなメリットです。外国人観光客が喜ぶ日本らしい景色は、以外と身近なところにあるもの。そうした写真を投稿することで、たとえ投稿が日本語であっても日本の魅力を訴求することができます。長い文章も必要なく、写真だけで魅力を訴求できる点はInstagramが優れている点といえるでしょう。「言語を問わず、世界中の人々に魅力を伝えられる」のはInstagramが優れている点なのです。

Visit Japan International
Visit Japan International(@visitjapanjp)公式Instagramより

 

2-3.言葉の壁がないため

こうした性質を考えると、多言語に対応させる必要がないと割り切ってしまえるのも良い点です。近年観光業においては英語、簡体字、繁体字、韓国語、タイ語などの翻訳を行うことが多いでしょう。しかし、翻訳はコストがかかりますよね。こうした翻訳コストをかけなくとも、写真・動画だけで伝えられるので、別な部分にコストをかけられます。

多くの人々が利用しているからこそ、国・地域で言語は異なります。これらすべてに対応した観光パンフレットなどを制作すると、とてつもないコストがかかってしまいますよね。Instagramなら、写真・動画だけで伝えられるので、こうしたコストは不要なのです。

 

2-4.#(ハッシュタグ)を活用して情報を発信できるため

チョークでかかれた「#HASHTAG」
Instagramなら「#japan」「#(地名)」「#trip」「#discover」などのハッシュタグで日本の情報を調べている外国人観光客も多いので、多言語に翻訳させなくとも、情報を届けられます。最適なハッシュタグを見つけられれば、多くのコストを払うことなく、全世界・地域に情報を発信できるのです。

もちろん、正しい情報を伝える際には多言語対応しておくのが良いでしょう。しかし、そこまで多くのコストを支払えないことも多いですよね。せめて場所だけは英語も記載すると入った対応を行うことで、訪日外国人観光客への情報としては十分だといえるのではないでしょうか。

3.訪日外国人向けアカウントの事例

ではここからは実際にインバウンドプロモーションで、Instagramを活用している日本のアカウントを見ていきましょう。さまざまな企業や団体がInstagramアカウントを開設し、インバウンドプロモーションを行っています。実際にどのような投稿を行い、外国人観光客からどのようなリアクションがあるのでしょうか?

3-1.Visit Japan International

Visit Japan International
Visit Japan International(@visitjapanjp)公式Instagramより

日本政府観光局(JNTO)は2017年10月にアカウントを開設しました。先ほども少しお伝えしましたが、フォロワー数30万超の人気アカウントです。

こちらは日本最大級の写真投稿サイト「東京カメラ部」と連携することで、著名な写真家(カメラマン)のハイクオリティな写真を使用したり、日本の写真を投稿している一部のインスタグラマーを巻き込みながら、日本全国の観光地などの写真を投稿しています。投稿は基本的に毎日行われており、景色、行事、食などさまざまなカテゴリの写真が投稿されています。

基本的には英語での投稿となっており、「#japan #japantravel #visitjapanjp #visitjapan #travelspiration #traveling #travelgram #instatravel #travelpic #doyoutravel #japantrip #landscapes #naturephotography #japanlovers #seetheworld #experiencejapan #discoverjapan #cherryblossoms #chidorigafuchi #tokyotower #springinjapan #sakura #tokyo」と1投稿に多くのハッシュタグを使用しています。
平均5,000いいね!ほどがつけられ、人気のものは1万以上のいいね!がつけられています。日本だけを相手にした投稿ではないので、いいね数も多いですよね。

2018年1月にはInstagramが実施した「#unknownJapan」と連携し、まだ知られていない日本の魅力を世界に発信するため、フォトコンテストも開催するなど、Instagramを積極的に活用しているのです。

3-2.ZEKKEI Japan

ZEKKEI Japan
ZEKKEI Japan(@zekkei_japan)公式Instagramより

訪日外国人観光客(インバウンド)向けのメディア「ZEKKEI Japan」の公式アカウントでは、日本の美しい「絶景」写真を投稿しています。フォロワー数は2万1,000人。

写真の投稿はもちろんですが、テーマを設けたフォトコンテストの開催も行っており、応募した一般ユーザーの写真の紹介も行っています。投稿は日本語と繁体字で行われており、日本人・外国人ともに楽しめるアカウントとなっています。コメントは英語で寄せられていることも多いことから、写真をきっかけに中国語圏外の外国人が閲覧しているということがわかります。

ZEKKEI Japan
ZEKKEI Japan(@zekkei_japan)公式Instagramより

ハッシュタグも上手に活用していて、上の投稿では「#日本のウユニ塩湖#江川海岸#千葉県#マジックアワー#海#夕陽#絶景フォトスポット」「#千葉縣#夕陽絕景#拍攝名景#傍晚絕景#日本旅遊#絕景」「 #EgawaCoast #Chiba #sunrise #May #Summer #colorful #lovejapan #ZEKKEIJapan #ZEKKEI_Japan #japantrip #ilovejapan #japantravel #River #followme #japan_of_insta #travelholic #japan 」と3言語のハッシュタグ付けを行っています。

ユーザーと交流をはかりながら投稿を行っているので、しっかりとしたファンがついているのは優れたポイントでしょう。

3-3.Find Your Yokohama

Find Your Yokohama
Find Your Yokohama(@findyouryokohama_japan)公式Instagramより

横浜市の公式アカウント「Find Your Yokohama」は、オシャレな雰囲気のある写真を数多く投稿しているアカウントで、フォロワー数は5万人超です。

見せ方に工夫した写真を数多く投稿しており、いずれも洗練された雰囲気を感じさせるものばかり。夕方~夜の写真を中心に光り輝く横浜を投稿しています。特徴は公式ハッシュタグ「#myyokohama」を使用し、このハッシュタグに投稿された写真をピックアップして取り上げている点。「#myyokohama」には現在、12万件以上の投稿が行われるなど、かなり人気を集めています。

Find Your Yokohama
Find Your Yokohama(@findyouryokohama_japan)公式Instagramより

投稿は基本的に英語で行われており、誰の写真を使用したのかを明記しています。ハッシュタグはコメントでつけており、「#yokohama #darlingescapes #beautifuldestinations #artofvisuals #somewheremagazine #discoverglobe #travelawesome #passionpassport #japan_night_view #lovejapan #explorejapan #japanlife #japanfocus #japan_vacations #japanrevealed #yakei_luv」「#景色 #夜景 #よこはま #ヨコハマ #横浜」と日本語・英語のものを使用しています。

まとめ

インバウンドプロモーションにInstagramは欠かせないツールとなっています。これから運用開始する場合は、先行事例を参考にして、日本の魅力を発信していきましょう。


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