企業がSNSを運用することは一般的になってきました。さまざまな業種、サービスで公式アカウントを開設し、日々情報発信を行っています。また、これからアカウントを開設し、情報発信を行っていきたい、と考えている企業も多いことでしょう。
Twitter、Instagram、FacebookなどのSNSにはそのSNS特有の言葉があります。これらの言葉を理解しておくことで、よりユーザーに届きやすい投稿を行えたり、よりユーザーとのコミュニケーションがとりやすくなります。
今回はこれらの用語の解説とともに、Facebookを利用する上で注意したいことなどについてご紹介いたします。
Facebookの使い方 がわかる基礎用語
ではまず、FacebookはどのようなSNSなのかについてご紹介いたします。
Facebookとは
Facebookは世界的でもっとも人気のあるSNSプラットフォームのひとつ。SNSが世界中で広まったきっかけにもなったSNSで2017年時点ですが月間アクティブユーザーは全世界で20億人という超巨大なSNSです。日本においては主にビジネスマンが多く利用しているので、ビジネスマンをターゲットにした情報発信などはFacebookが向いているでしょう。
Facebookのもっとも大きな特徴といえるのが「実名性」。従来のSNSはHN(ハンドルネーム)での投稿がメインでしたが、Facebookは原則実名のSNSとなっています。そのため、過去の同級生や友人ともつながりやすいという大きなメリットがあります。
Facebookを利用する上で知っておきたい用語
- TL(タイムライン)
自分が投稿した記事や写真、自己紹介、友達などがまとまったページで、パソコンから利用する場合、最上部のナビゲーションバー→ユーザーネーム(名前)をクリックすると表示されるページです。 - 友達
Facebookで相互にフォローしあっている人のこと。友達の投稿はニュースフィード(後述)に表示されたり、メッセージなどのやりとりがしやすくなります。 - ニュースフィード
Facebookのトップページ。友達やファンとなったFacebookページの投稿一覧が表示されます。 - ストーリーズ
Instagramのストーリーズと同様の機能で、短時間の短い動画などが投稿可能。丸1日で消去されるため、簡単な情報発信に向いています。 - 友達リクエスト
友達リクエストは自分宛にリクエストを送ってきたユーザーを承認したり、「知り合いかも」から「友達になる」をクリックすると申請を送ることができます。友達リクエストが承認されると自身のニュースフィードに投稿が表示されます。また、「知り合いかも」には知り合い以外も表示されることがあり、現実の友人でなくとも友達申請は可能です(推奨される行為ではありません)。 - Facebookページ
個人のページではなく、企業やサービスなどのページのことを「Facebookページ」と呼びます。Facebook上のホームページのようなイメージで、企業側からの情報発信などを行うことができます。Facebookは友達申請をもらうかわりに「いいね!」をもらう仕組みとなっており、「いいね!」してくれた人のニュースフィードに投稿を表示させられます。 - ファン
Facebookページのファンはページに対し「いいね!」を押してくれた人のこと。 - ファン数
ファン数は「いいね!」してくれたユーザーの数のこと。 - カバー写真
Facebookやタイムライン上部に表示される一番大きな横長の写真のことで、Facebookページの印象を決定づける部分。プロフィール写真(後述)とある程度の整合性を持たせ、ページに統一感を持たせるとよいでしょう。 - プロフィール写真
投稿やコメントの横に表示されるのがプロフィール写真。一般ユーザーの場合は自分の顔写真などにしていますが、Facebookページの場合は企業のロゴなどを採用している場合が多いようです。 - いいね!
Facebookの「いいね!」には2種類あります。ひとつめは投稿に対する「いいね!」。これは共感や見たことを伝えるために利用されることが多いものです。ふたつめがFacebookページに対する「いいね!」。こちらはFacebookページの「ファン」になる=ニュースフィードに企業の情報を表示させるということを意味しています。ユーザーが「いいね!」を押すと、自分の友達のニュースフィードに「○○さんが▲▲さんにいいね!したました」という投稿が表示されることも。 - コメント
投稿に対し、文字、写真、アイコンなどを用いてコメント可能。Facebookページの場合、コメント機能でユーザーと交流可能です。 - シェア
ユーザーが気に入った投稿や、広めたい投稿を「シェア」という形で自分のタイムラインに流すことが可能。シェア機能をユーザーに使わせる投稿ができれば投稿が広く拡散されます。 - タグ付け
Facebook上の友達を投稿に付加する機能。写真に写っている人や一緒にいる人などをタグ付けすると、タグ付けした人のタイムラインにも投稿が表示されます。
Facebookの特徴
企業がSNSを運用する場合、Instagram、Twitter、Facebookなどさまざまな選択肢があります。そのなかでFacebookページを運用する決め手はなんなのでしょうか? ここからはFacebookならではの特徴についてご紹介します。
- ユーザー数が多い
冒頭でもお伝えしましたが、Facebookは全世界で20億人が利用している超巨大なSNS。日本においても月間アクティブユーザー数が2,600万人(2019年4月)と多くのユーザーが利用しており、男女比率は男性58%、女性42%。 - 実名性を採用し、現実の友人関係がSNSに持ち込まれる
匿名性ではなく、実名性のため、現実世界でのつながりがSNSでもそのまま再現されることが多いのがFacebook。趣味趣向が近しい人同士の間に効果的に情報を流すことが可能です。 - 詳細なプライバシー設定が可能
プライバシー設定が細かくできるのは企業としては嬉しいポイント。個人情報の漏洩は昨今企業に重大なダメージを与えます。Facebookはプライバシーに特に厳しく、プライバシー設定に関しては詳細に行えるようになっています。
企業でのFacebook活用
では最後に企業でどのようにFacebookを活用しているのかを見ていきましょう。
もともとは一般のユーザー同士がつながり、近況報告や趣味の情報といったことを発信するのがメインのFacebookですが、現在では企業の公式アカウントも積極的に情報発信を行っています。最大20億人以上に情報の発信が行える、というのが大きなメリットですよね。
しかし、アカウントを開設してもすぐに「いいね!」が集まり、多くの情報を多くのユーザーに届けられるわけではありません。まずはページに「いいね!」を押してくれるファンを獲得する必要があります。ファン獲得の施策として企業が採用しているのが「Facebook広告」。ユーザーのニュースフィードに企業の投稿を表示させられるため、ユーザーの興味を引くような広告を出稿できれば、多くのファンを獲得できます。
Facebook広告は年齢や性別といった細かなターゲット属性を指定可能なので、自社製品やサービスがターゲットとする人にダイレクトに届けられます。Facebookページを運用する際は、広告も併せて利用するとより効果的でしょう。
まとめ
Facebookページでファンを獲得すると、そのまま自社製品を購入してもらったり、Instagramと比較するとより外部ページに飛んでもらいやすいという特徴があります。例えば自社サイトをしっかりと見てほしい場合はFacebookやTwitterが向いているでしょう。
ぜひ自社の特徴に合わせてSNSを選び、組み合わせてみてください。
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