Facebookを活用したマーケティングが盛んに行われています。FacebookにはFacebook内に表示できる広告があり、これらの広告を活用して自社の製品やサービスを広く認知させることが可能です。Facebook広告はターゲット属性などを詳細に指定可能で、届けたい人に届けたい広告を届けられるという特徴があります。
一方でさまざまな広告商材があるため、自社に最適な広告は何なのか、そもそも広告の種類にはどんなものがあり、どのような特徴があるのか? これらすべてを把握していない、という方も多いでしょう。そこで今回はFacebookに出稿可能な広告について詳しくご紹介いたします。
Facebook広告とは
でははじめにFacebook広告について見ていきましょう。Facebook広告とは名前の通り、Facebook内に表示される広告のこと。同様のサービスはTwitterやInstagramなどにもありますが、Facebook広告はユーザー数の多さ、ターゲティングの精度、よりビジネス向けにチューニングされている点から多くの企業が利活用しています。
日本においてFacebookは月間2,600万人(2019年4月時点)のアクティブユーザーがおり、月間アクティブ率は56.1%。数字だけ見ても多くの人が利用していることがわかりますよね。また、年齢別で見てみると、30代がもっとも多く、次いで多いのが20代、40代となっています。20代〜40代をターゲットにした広告が特に強いといえるでしょう。
Facebook広告の種類
では、Facebook広告にはどのようの種類があるのでしょうか? ここからは種類別にFacebook広告を見ていきましょう。
リンク広告
広告のCTA(コールトゥーアクション)ボタンをクリックやタップしたユーザーを自社サイトや商品ページに誘導する広告が「リンク広告」です。たとえば「購入する」ボタンだったり、「詳しくはこちら」といったボタンを設置するのが一般的です。
写真広告
画像付きの記事を投稿するタイプの広告で、写真・文章でしっかりと伝えられるというメリットがあります。ブランドの認知を向上させたり、自社の製品やサービスの認知度を向上させる目的で使用されます。
カルーセル広告
1広告につき、3枚〜5枚の画像や動画を設定でき、それぞれに個別のリンクを設定したり、CTAボタンを設定できる広告のこと。複数の商品を1つの広告でPRしたい場合や、1商品の説明をしっかりと伝えたい場合に用いられます。このほか、ブランドや製品のストーリーなどをしっかりと伝えやすいというメリットがあります。
動画広告
写真だけでなく、動画を広告に使用することが可能。動画は短時間であってもしっかりと魅力を伝えやすいというメリットがあるので、効果的な動画がある場合、とても有効な広告だといえるでしょう。Facebookでは毎日1億時間動画が再生されていると言われているので、Facebookユーザーの動画のハードルは低いといえます。動画広告にチャレンジしても良いかも知れませんね。
スライドショー広告
動画のような広告ですが、3枚〜7枚の画像をパラパラ漫画のようにスライドショーとして表示させる広告です。最長15秒となっています。一番の特徴は写真を用いるため、ファイルサイズが小さいこと。パソコンだけでなく、スマートフォンなどでも快適に動作させられます。
キャンバス広告
Facebookモバイルアプリを対象とした広告。ユーザーが広告をタップするとフルスクリーンの専用ビュワーが表示され、テキスト、写真、動画などさまざまなコンテンツを表示可能。とても自由度の高い広告です。
ダイナミック広告
自社サイトを過去に訪問したユーザーの閲覧した製品などをもとに、関連性の高い製品などを表示させる広告。ニーズにマッチした広告が表示されやすいため、アクション率が高い、という特徴があります。
コレクション広告
商品を写真や動画で見せて、そのまま買い物までスムーズに行えるのがコレクション広告。Facebook内で買い物まで完結させるというのが特徴で、商品の表示回数も多く、特にモバイルに強い広告です。
リード獲得広告
製品・サービスへの問合せを促進させるのがリード広告。問い合わせフォームに入力するユーザー情報はFacebookのユーザー情報が自動で入力されるため、離脱率が低く、リードを獲得しやすいのが特徴です。
近隣エリア広告
店舗の近くにいるユーザーに向けた広告が近隣エリア広告。道順を表示、すぐに電話をかけられる機能などを付加できるなど、都会ならオススメの広告です。
クーポン利用広告
クーポンを含んだ情報を広告として表示し、購入を促進するのがクーポン利用広告。既存顧客、新規顧客を問わず幅広い集客を見込めます。クーポン期限が自動でリマインドされる機能も実装されており、集客率の高さが注目されています。
アプリインストール広告
自社アプリなどのサービスをインストールさせることを目的としたのがアプリインストール広告。App Store、Google Palyなどに直接遷移させられ、まだアプリをインストールしていないユーザーだけに表示できるため、効率が非常に良い、というのが特徴です。
Facebook広告のターゲティング
Facebook広告は以下のターゲット属性を設定可能です。
- 地域
Facebookのプロフィールの居住地もしくは位置情報をONにしている人。さらに最近この場所によく入る人や旅行中の人などを設定可能。国、地方、都道府県、市区町村、選挙区、郵便番号を設定可能。 - 人口統計データ
性別、交際ステータス、学歴、勤務先といった情報を設定可能。 - 趣味・関心
趣味・関心リストに登録されたもの、アクティビティ、学歴、役職、「いいね!」したページ、所属グループを設定可能。 - カスタムオーディエンス
自社で保有しているメールアドレスなどの顧客情報からFacebook利用者データを紐付けて、Facebook利用者を把握可能。紐付けた顧客データを元にFacebook広告を出稿可能です。 - 類似オーディエンス
作成したカスタムオーディエンスや趣味・関心などに類似するであろうFacebookページのファンなどを指定し、類似オーディエンスを作成可能。アプローチしたことのない人へアプローチ可能。
Facebook広告のクリエイティブ
Facebook広告のサイズは1200px×628pxが推奨。広告によっては1200px×444px(ページへのいいね!、イベントへの参加)、1200px×675px(動画の再生)、1200px×900px(投稿のエンゲージメント)などがありますが、多くは1200px×628pxです。そのため、広告はこのサイズで表現できる、というのが前提となります。
第一に考えなければならないのがフィードに馴染むかどうか。既存の広告ではなく、Facebookに最適化した広告が求められます。フィードに表示され、主張しすぎず、かといって埋没しないクリエイティブが求められます。これらはテストしながらブラッシュアップしていくのが良いでしょう。
また、広告ポリシーも定められているので、事前にしっかりと確認を。画像内でのテキスト使用量などにも制限があるので、あらかじめ確認しておきましょう。
Facebook広告の料金・費用
Facebook広告の費用はさまざま。3つの課金方法をご紹介します。
クリック課金(CPC)
Webサイトやアプリなどのページに遷移するための広告が、ユーザーにクリックされることで課金されるタイプ。クリック数で課金されるので、効果に対してお金を払う、と考えられますが、興味がない人もクリックする可能性があるという点には注意が必要。事前のターゲティングをしっかりと行わなければなりません。
インプレッション課金(CPM)
表示されることにたいして課金されるのがCPM。1,000回表示されるごとに支払う形です。クリックされなくても課金されるので、ブランディングなどに向いているでしょう。
最適化インプレッション課金(oCPM)
CPMと同様ですが、希望するアクションを越してくれる可能性が高いユーザーに表示させられる点。より高い効果を求めるなら、oCPMがオススメです。
このほか、アプリインストール、ページへのいいね!、動画を10秒間再生する、エンゲージメントに対して支払いが発生するタイプの広告も。自社広告には何が最適なのかを見極めて課金方法を決めましょう。
まとめ
Facebook広告は高い効果が得られますが、その分クリエイティブが求められます。もしも自社で制作・運用が難しければプロに任せるのも有効です。ぜひプロの運用も検討してみてください。
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