世界中には数多くのSNSが存在し、なかでも人気なのはTwitter、Facebook、Instagram、LINE、Pinterestなどでしょう。世の中でもっとも多くの利用者がいるのはFacebook。Facebookは30代から50代の男性ユーザーが多く、これらの人をターゲットにしない商品・サービスのPRには不向きなSNSです。
反面Twitterは若い年齢の女性が多く利用しているSNSであることから多くの企業が若い女性向けの広告を出稿しています。
今回はTwitter広告の特徴や、メリット・デメリット、広告の作成方法などをご紹介します。
Twitter広告の特徴
Twitter広告はリスティング広告との差がわかりやすいです。リスティング広告はインターネットの検索時、検索キーワードに応じて検索結果に広告を反映させるというもので、Google検索などでは検索結果ページ上部に広告が表示されますよね。リスティング広告はGoogleの広告のほか、Yahoo!プロモーション広告が日本では一般的です。
リスティング広告は出稿時点では広告主に費用負担はありません。利用者がリンクをクリックしたときに初めて課金される「クリック課金型」の広告です。
一方でTwitter広告はどのような特徴があるのでしょうか?
Twitter広告は「閲覧」「返信」「リツイート」という利用者のアクションに応じて課金される方式となっており、対象となるアクションは広告の「タイプ」や「目的」に応じて異なります。金額は10円から課金可能で、基本的にはオークション方式。より高い金額を入札すると、より多く表示されるシキミになっています。
Twitter広告の課金は一次拡散のみに行われるのも特徴。あくまで広告に対する「直接」アクションのみが対象となっており、二次的な拡散については非課金となります。話題となる広告をクリエイティブでき、二次、三次と拡散できるような広告であれば、費用対効果はかなり高いといえるでしょう。
広告ごとにターゲティングも可能で、自社の製品やサービスに関心の高い人をピンポイントで狙い撃ちできるため、ターゲット以外がアクションを起こし課金されてしまう、というリスクは低くなっています。
Twitter広告の種類
ではTwitter広告の種類について見ていきましょう。
プロモツイート
ひとつめはプロモツイートで、幅広い利用者に広告を表示させ、リーチの増加、既存フォロワーからのエンゲージメント率を高めるという目的に最適。「プロモーション」の文字がツイートに表示されてしまいますが、体裁は通常のツイートと変わらず、「リプライ」「リツイート」が可能な点が大きな特徴です。
タイムライン上に広告は表示され、検索結果ページの上部、プロモトレンドの検索結果、アカウントのプロフィール、公式Twitterクライアントに表示されます。
課金方法は「インプレッション」「エンゲージメント」「フォロワー」「コンバージョン」「アプリインストール」があり、目的によって異なりますが最低金額は40円から。だいたい70円から80円程度が相場となっています。
プロモアカウント
フォロワー獲得を目指すなら「プロモアカウント」を利用しましょう。プロモーションラベルが表示され、他のアカウントと区別できるようになっています。
フォローされた時点で課金されるようになっており、こちらは1フォロワーあたり40円から。相場は100円前後です。
プロモトレンド
プロモツイートと同様の機能ですが、表示される場所が異なります。プロモトレンドは「話題を検索」タブの「おすすめトレンド」の最上部、または2番目に表示されます。クリックするとその話題に関係する結果が表示され、検索結果の最上部にプロモツイートが表示される仕組みになっています。
1日1社、24時間限定となっており、料金はオークション形式ではありません。日本で利用する場合、24時間420万円です。
プロモビデオ
動画を活用したプロモーションなら「プロモビデオ」。基本的にはプロモツイートと同様ですが、投稿内容が動画である点が異なります。
課金パターンは2パターンあり、動画の50パーセント以上が画面に表示された状態で2秒経過した場合などと定められています。
インストリーム動画(プレロール)
Twitter上の動画を再生する前に流れる動画広告のこと。6秒経過すると広告のスキップボタンが表示されます。
課金方法はプロモビデオと同様、利用者の動画再生が対象。
Twitter広告のメリット
新たなユーザーにリーチしやすい、二次拡散の広告費がかからない、CPCがリスティング広告よりも安めというのがTwitter広告のメリット。二次拡散については前述の通りですので、そのほかふたつを見ていきましょう。
Twitter広告を出稿することで、アカウントを知らないけれど興味がある人に対し、広告を表示させられます。ターゲットにピンポイントで表示させられるので、認知を高められるでしょう。
また、CPCは年々高騰しています。しかし、Twitter広告の場合、安い傾向にあります。同じキーワードであってもTwitter広告なら2円以上安いケースもあるので、実際にリスティング広告と単価を比較して、検討する必要がありますね。
Twitter広告のデメリット
デメリットはFacebookに比べるとターゲティング精度が低いこと。性別、誕生日などは入力必須項目ですが、登録時に誕生日は必須ではないのです。そのため、誕生日を設定していないユーザもおり、ターゲティングの精度が甘いことも。実年齢を要求し、さまざまな趣味趣向を入力するFacebookよりはどうしてもターゲティング精度が甘くなります。
また、Twitterの場合、非公式リツイートされたものは、こちらから削除できません。広告内容には誤りがないよう、しっかりとチェックを行いましょう。
Twitter広告のクリエイティブ
Twitter広告のクリエイティブフォーマットは主に以下に分けられます。
文字のみツイート、画像ウェブサイトカード、イメージアプリカード、複数の画像付きツイート、ビデオアプリカード、ビデオウェブサイトカード、カンバセーショナル広告。
文字のみツイート
画像ウェブサイトカード
イメージアプリカード
複数の画像付きツイート
ビデオアプリカード
カンバセーショナル広告
それぞれサイズや規定など細かくありますので、ぜひTwitter公式サイトからチェックしてみてください。
Twitter広告で使える各クリエイティブの特徴
https://business.Twitter.com/ja/help/campaign-setup/advertiser-card-specifications.html
Twitter広告の作成・出稿方法・手順
広告の出稿はとても簡単です。
まずはあらかじめ広告クリエイティブを含んだツイートを投稿します。初回の広告作成時は過去の投稿済みツイートを利用するしかないので、ぜひ広告となるツイートを作成しましょう。
Twitter広告は原則パソコンのみで出稿可能で、アカウントメニューの「Twitter広告」から出稿可能。そのままTwitter広告のキャンペーン作成ページに進み、「Twitter広告を設定する」ボタンをクリックすると広告が作成できます。配信目的、期間、予算、グループの作成、ターゲットを決めれば広告配信できます。とても簡単にはじめられるので、ぜひ挑戦してみてくださいね。
Twitter広告スターターガイド
https://business.Twitter.com/ja/advertising/starter-guide.html
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