Instagramのなりすましアカウントが2021年以降から特に急増しています。企業が行うInstagramキャンペーンに便乗してアクションを起こす、なりすましアカウントが増えてきている現状があります。
企業にとって、Instagramキャンペーンは新規フォロワーを増やすだけでなく、既存フォロワーにも喜んでいただける有効な施策です。なりすましアカウントを恐れてキャンペーンを実施できなくなるのは機会損失につながりますので、しっかり対策をしてから実施することが大切です。
この記事では、Instagramキャンペーンのなりすましアカウントの被害を防ぐための対策を徹底解説します。
Instagramキャンペーンにおけるなりすましアカウントとは?
そもそもなりすましとは、第三者が他人のふりをして活動することです。Instagram上でのなりすましは、他人のアカウントに似せた偽アカウントを作り、そのユーザーになりすまして不正行為を働くというものです。
最近急増しているのが、Instagramキャンペーンにおける、なりすましアカウントです。何者かが企業のアカウントになりすまし、応募したフォロワーにプレゼント当選の偽DMを送り、詐欺サイトへ誘導したりするのです。
偽アカウントは、公式アカウントそっくりに作成されたものが多く、一見すると企業の公式アカウントと間違えてしまうものが大半です。例えば、偽アカウントは「_(アンダーバー)」が多く入っていたり、「O(英字のオー)」が「0(数字のゼロ)」になっていたり、「.(ピリオド)」が入っていたり、分かりにくい形でアルファベットが一文字多く入っていたりします。
プロフィール画像や説明文も公式アカウントと同じものを使用したり、企業のロゴも無断で使用されたりしますので、パッと見ると公式アカウントと間違えられてしまう危険があります。
なりすましアカウントから送られてくるDMの例
下記のように、なりすましアカウントでは基本的にクレジットカード情報などを引き出すための偽サイトのURLを掲載しているケースが多くなっています。
なりすましアカウントの被害に合うとどうなるのか?
なりすましアカウントによる被害は、金銭をだまし取られる、個人情報収集、評判を下げられる、などいくつかあります。
なりすましアカウントからDMで送られてきたリンクをクリックすると、フィッシングサイトなどの詐欺サイトへ誘導されて、個人情報やクレジットカードの情報の入力を求められます。
そこでフォロワーが間違えてクレジットカードの情報を入力してしまうと、フィッシング詐欺にあってしまいます。
なりすましアカウントは非公開であったりフォロワーが少なかったり、公式アカウントとは違う特徴がありますので、少しでもおかしいと思ったら、アカウント名をしっかり確認することが大切です。
なりすましアカウントに狙われたときの会社としてのリスク
なりすましアカウントはフォロワーだけでなく、企業側にも大きな被害をもたらします。
冒頭にも述べたようにInstagramキャンペーンはフォロワーを増やす有効な手段ですが、なりすましアカウントの出現によって邪魔されてしまうリスクがあります。
ユーザーがなりすましアカウントを警戒して、公式アカウントへのフォローをやめてしまったり、公式アカウントに対して良くないイメージを持たれてしまうことも考えられます。
一方、Instagramキャンペーンにおいてなりすましアカウントの出現は珍しいことではなくなってきたため、フォロワーの危機管理に対する意識も高まってきているといえます。
企業としても、なりすましアカウントが発生した場合の迅速な対応が求められますので、事前になりすましアカウント対策を強化しておきましょう。
なりすましアカウント対策7選
では企業は、なりすましアカウントの攻撃に対してどのような対策を施せばよいのでしょうか?
なりすましアカウントの攻撃を完全に防ぐことは難しいのですが、ユーザーが間違いにくくするような施策を検討することが重要です。
Instagramのプロフィールやフィード投稿、公式ページなど、幅広い場所で注意を伝えると効果的です。
ここでは企業ができる、なりすましアカウント対策を7選ご紹介しますので、参考にしてください。
① プロフィール上部で注意喚起をする
② 注意喚起の投稿を行う
③ 公式ページで注意喚起をする
④ インスタグラム社に不適切なアカウントとして通報する
⑤ 認証バッジを取得する
⑥ 事前に類似のIDを取得しておき、紛らわしいアカウントを使用されないようにする
⑦ キャンペーンの応募方法を「フォロー&DM」にする
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対策① プロフィール上部で注意喚起をする
プロフィールの説明文の上部に、なりすましアカウントについての注意喚起をする文章を入れましょう。
プロフィールの説明文の上部に記載することで、初めてのユーザーにも伝わりやすくなります。
なりすましアカウント・偽当選DMにご注意ください
このような一文をプロフィールに入れることで、ユーザーになりすましアカウントの存在を認識してもらうことができます。
対策② 注意喚起の投稿を行う
プロフィールだけでなく、フィード投稿でも注意喚起を行いましょう。
注意喚起の投稿画像や文章は、あらかじめ準備しておくと、いざという時に迅速に対応できます。
対策③ 公式ページで注意喚起をする
Instagram以外に、公式ページがある場合は公式ページでも注意喚起をすると効果的です。
対策④ インスタグラム社に不適切なアカウントとして通報する
なりすましアカウントを発見したら、すぐにインスタグラム社に報告してください。
以下になりすましアカウントの報告方法をご紹介します。
■Instagramアプリで報告する場合
1. なりすましアカウントを開いて右上のボタンを押す
2.「報告する」を選択
3.「不適切である」を選択
4.「アカウントを報告」を」選択
5.「なりすましアカウントである」を選択
●
■Isntagramアカウントを持っていない場合
https://help.instagram.com/contact/636276399721841 のページから報告してください。
報告してもすぐには削除されないため、削除されるまでの間はユーザーにしっかり注意喚起をしましょう。
対策⑤ 認証バッジを取得する
認証バッジを取得するとアカウント名の横に青いチェックマークがつきます。このバッジは、有名人や企業の公式アカウントであることをインスタグラム社が証明するものです。
認証バッジがあることで偽のアカウントとの区別が明らかになるため、なりすましを防ぐことができます。
なりすましアカウント対策に効果のある認証バッジですが、フォロワー数が数万レベルでも取得できる可能性が乏しいため、取得できない可能性も大きいです。申請は本人確認資料が必要となります。
対策⑥ 事前に類似のIDを取得しておき、紛らわしいアカウントを使用されないようにする
少し裏技的ですが、なりすましアカウントに利用されそうなアカウントを先に取っておくという方法もあります。
ただし、すべての類似アカウントを取得することは難しいため、完全になりすましアカウントを防ぐことができるわけではありません。
対策⑦ キャンペーンの応募方法を「フォロー&DM」にする
応募する際にフォロワーから「応募します」とDMで一言送ってもらいます。これにより、同じDMから返信のやりとりをすることになるため、フォロワーがなりすましアカウントに騙されにくくなります。ただし、大手企業での採用例はまだ見られません。
まとめ
なりすましアカウント対策を7選ご紹介いたしました。被害を最小限に抑えるためにも、注意喚起を迅速に行うことや、事前に対策をしておくことが大切です。
Instagramキャンペーンは、企業にとってもフォロワーにとっても人気のある施策ですので、なりすましアカウント対策をしっかりしてInstagramを盛り上げていきましょう!
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