ハッシュタグは集客に役立つ大事なツールです。適切なハッシュタグをつけることで、リーチを大きく伸ばすことができますし、新たなファンを獲得できることもあります。
Instagramには第2のハッシュタグとも呼ぶべきポイントがあるのをご存じですか?
それが位置情報です。投稿する際に位置情報(店舗など)を設定でき、店名などで検索をかけると一覧で投稿を表示させられます。この位置情報はある店もあれば、ない店もあります。自店は位置情報の一覧に表示されているでしょうか? もし位置情報に表示されていない場合、かなりもったいないかもしれません。自店が表示されるように設定を行いましょう。
この記事ではInstagramにおける位置情報とはどのようなものなのか? 追加はどのように行うのかなどを解説していきます。
1.インスタグラムの位置情報とは
まずは位置情報という言葉の意味を改めて確認しましょう。
Instagramにおける位置情報とは写真や動画などを投稿する際に追加できる「場所」のこと。投稿する際に選択することができ、自分が撮影した場所を伝えるために用いられています。
また、Googleマップなどの地図に表示させるためにはジオタグを埋め込む必要があります。ジオタグとは写真や動画、SNSなどの投稿に追加できる「位置情報」(緯度・経度)のメタデータのこと。ジオタグがついているデータはジオタグをサポートしているアプリなどで地図上の表示に対応しているので、地図で興味のある写真を探せるようになる、というメリットがあります。
Instagramではハッシュタグからの検索のほかに位置情報からの検索も可能です。検索画面から位置情報を選択し、探したい施設の名前や住所などを入力すると、これらの情報からの検索をかけることができます。つまり、Instagramで位置情報を設定すると投稿した写真への入り口を増やせるのです。導入の入り口は多い方がいいので、ぜひ自分の事業の位置情報をInstagram上に表示させられるよう、設定しておきたいところ。集客のツールとしてInstagramを活用している方はぜひ設定を行いましょう。設定方法については次の項でご紹介します。
さて、こうした位置情報を設定するメリット・デメリットはあるのでしょうか?
メリットはここまでご紹介したように、集客の入り口を増やせるという点。位置情報はお店や地名などからでも投稿の検索を行えます。お店の名前ですぐに表示されれば集客の入り口にもなるので、設定しておきたいところ。
また、投稿画像に位置情報を設定しておくと、訪れたいと思ったユーザーが別途地図アプリで場所を調べなくとも、位置情報からマップを確認できるというメリットもあります。ユーザーのアクションを単純化させられるので、アクション率の向上が期待できるでしょう。
このほか、位置情報を設定しておくことで自社からの情報発信だけでなく、訪れてくれた人からも情報発信をしてもらいやすくなり、宣伝にもつながります。特に店舗や商業施設などの場合は、位置情報をしっかりと設定することで、今後の集客の入り口になるでしょう。
反対にデメリットは、位置情報を設定すると投稿した写真の場所がわかってしまうという点。自宅など知られたくない場所の場合は位置情報を設定しない方が良いでしょう。
この点については後ほど詳しく解説していきます。
2.位置情報を追加する方法
では実際に位置情報を一覧に表示させる方法を見ていきましょう。すでにInstagram上の一覧に表示されている場合は、2-1以降の手順をご参考に。新規オープンのお店や施設の場合や、現在一覧に表示されないお店や施設の場合は、「3.位置情報を新規作成・登録する方法」以降の手順を実行してから、2-1以降の手順を行いましょう。
2-1.基本の位置情報の付け方
●すでに一覧に表示されているスポットの場合、位置情報の付与はとても簡単です。新規投稿を行う際、タグ付けの下にある「位置情報を追加」を押すだけ。
ただし、投稿を行う場合はInstagramの位置情報をオンにしている必要があります。位置情報を基本的にオフにしている場合、Instagramの使用中は位置情報がつけるようにオンにしましょう。
●iPhoneの場合、「設定」→「プライバシー」→「位置情報」から、Instagramを探し、「このAppの使用中のみ許可」を選択しましょう。
これだけで現在地や写真に埋め込まれたジオタグからお店の近くが一覧に表示されるはずです。一覧に表示されない場合は、店名で検索するとヒットするでしょう。
2-2.後から追加・変更・削除する場合
投稿済みコンテンツにも位置情報を追加できます。手順は以下の通りです。
- 投稿済みの写真・動画のなかから位置情報を挿入したいものを選択し、開く
- 投稿の右にある「…」を選択し、メニューを表示させる
- メニューのなかから「編集する」をタップ
- 画面上部、アカウント名の下にある「位置情報を追加…」を選択
- 検索候補から選ぶか、店名を入力し位置情報を選択
- すべて完了したら右上の「完了」をタップし、終了
この手順で追加可能です。投稿済みであっても位置情報は追加できるので、過去の投稿にも位置情報を設定させた方が良いでしょう。
位置情報を変更したり削除したりする場合は、以下の手順です。
- 投稿済みの写真・動画のなかから位置情報を変更したり削除したいものを選択し、開く
- 投稿の右にある「…」を選択し、メニューを表示させる
- メニューのなかから「編集する」をタップ
- 画面上部、アカウント名の下にある「店名・スポット名」を選択
- 「位置情報を削除」「位置情報を変更」というふたつのメニューが表示されるので、実行したい方を選択
位置情報を削除したり、変更したりするのもとても手軽です。過去の投稿も任意で変更したりできるので、ぜひ試してみてください。
位置情報を設定することで、ハッシュタグで店名を記載するよりも見ている人に場所がわかりやすくなります。来店客に投稿を促す場合は、位置情報を追加することも合わせて伝えるとより効果が高まるでしょう。ユーザーにストレスを感じさせない、というのが一番大切。位置情報がしっかりと表示されるか、事前に確認を行いましょう。
2-3.普段はオフにするのが安全
そんな位置情報ですが、投稿するとき以外、基本的にオフにしておくのが安全です。
先ほどのお伝えしましたが、Instagramの位置情報を設定すると、投稿した写真の場所がわかってしまうため、自宅や知られたくない場所などの場合は位置情報を設定しない方が良いでしょう。お店や施設などの場合は知られるデメリットはなく、基本的にはメリットしかないので設定しておくのが良いでしょう。
しかし、一般ユーザーの場合、位置情報をオンにしておくと、すべての写真に位置情報が付加された状態で投稿されてしまいます。保存するとどこで撮影したのかわかってしまうのです。結構リスクがあることなので、知られたくない場所の写真などを投稿する際には、面倒ですが必ず位置情報をオフにした状態で投稿を行いましょう。
このほか位置情報をオンにするデメリットとしては、Googleマップ上で若干場所がズレることがあること。Instagramで設定された位置情報によって投稿されるため、実際の場所と少しズレが生じ角です。めったにあることではありませんが、念のため投稿後位置がずれていないかを確認しましょう。
お店などの場合、迷わないように投稿にURLをつけてあげるのが親切かもしれませんね。
3.位置情報を新規作成・登録する方法
さて、一覧に表示されない場合は自分で新規に位置情報を作成し、登録することができます。誰かが作ってくれるのを待つのではなく、自分で作ればすぐに表示させられます。ぜひ試してみてください。
3-1.facebookアプリのチェックイン機能を使用する
Instagramはfacebookが運営するSNSのひとつです。そのため、何をするにもFacebookがベースとなります。位置情報の設定もFacebookから行うことになります。
Instagramに追加したい位置情報がない場合も多々あります。そんなときはFacebookのチェックイン機能を用いて、位置情報を追加します。
●まずはFacebookにログインし、「今なにしてる?」をタップし、遷移先のページから「チェックイン」を選択
●ここで念のため追加したい店が表示されていないことを確認した後、「新しいスポットを追加」を選択
●まずはカテゴリを選択します。「カテゴリを検索」または「カテゴリの提案」のなかから追加したいカテゴリを選択します。たとえば「遊び」「自宅」「イベント」「レストラン」など。もっともふさわしいものを選びましょう。
●次に位置情報を設定します。追加したい「市町村」を検索ウィンドウに入力するとサジェストが表示されるので、目的の場所を選びます。このほか、現在地からも検索をかけられるので、必要に応じて使い分けを行いましょう。
●位置情報に住所を追加し、ただしい位置なのかを地図上で確認しましょう。
掲載されている位置が正しければ、追加完了です。
Instagramにもどって投稿に位置情報の追加を行ってみましょう。手順は「2.位置情報を追加する方法」に記載してありますので、ぜひ参考にしてみてください。
3-2.位置情報を新規作成するときの注意点
位置情報はとても簡単に作成できますよね。大きな手間でもないので、現在登録されていない場合、自分でパパッと作ることで今後の集客を期待できます。しかし、スポットを登録する場合はいくつか注意点があります。
注意点1:自宅で作成する場合は「今ここにいます」を選択しない
住所を入力するのが面倒で、ついつい「今ここにいます」を選択しがちになりますが、自宅にいるときに「今ここにいます」を選択すると自宅が登録されてしまいます。自宅から新たなスポットを作成する際は、面倒ですがきちんと住所を入力した方が良いでしょう。
注意点2:公開ステータスは「Public(全体に公開)」にしておく
Facebookの公開設定によっては、せっかくスポットを作ってもInstagramに反映されない場合もあるようです。詳しいことはFacebook、Instagramともに明かしていませんが、いくつか過去に事例があるので、念のためPublicに設定しておきましょう。
注意点3:位置情報はすぐに反映されない
Facebookのチェックインで位置情報を設定しても、Instagramにはすぐに反映されません。どのくらいの時間がかかるのか、Facebookは名言していませんが、少しだけ登録されるまで待つ必要があります。
そのため、なるべく早めに登録を行った方が良いでしょう。
まとめ
位置情報を正しく設定しておくと、集客が期待できます。最近の若い世代はGoogleやYahoo!などで検索するのではなく、InstagramなどSNSだけで情報を検索する人も増えているよう。こういった層にアプローチするためには、Instagram上にもたくさんの情報を載せておく必要があります。
そのひとつが位置情報。正しい場所を設定し、集客の入り口を増やしましょう!
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