進化する「推し活」SNSで見る推し活経済

いまや当たり前になった「推し活」はSNSをはじめとして多くのメディアで取り上げられています。さまざまな戦略にも使われその経済効果はかなり高いもので、多くの企業が注目。ではそんな推し活、どう生まれどう進化していき令和の今、どんな推し活があるのかを解説します。

推し活という名の魔法、”推し”がいると潤う人生

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今や当たり前のように日常にある「推し活」。多くの人に推しがいて、「#推ししか勝たん」などのハッシュタグでSNSも賑わっています。

推しがいることで豊かになる人生は多くのところで記事になり、メディアなどでも解説されています。

そんな中、「推しに使うお金」に着目した「給料日のオタ活貯金」や「推し貯金」なども進化した推し活の一つです。

貯金・仕分け、推しのためのお金を使うための対策

推しがいる人たちにとって「推しに使うお金」は、何よりも高額であり欠かせない支出です。

給料日に、固定費以外で先に「推しのための仕分け」をする人も多くYouTubeなどでもかなりの再生数を誇ります。また、推しが雑誌などをはじめとしたメディアに出るごとに100円ずつ貯金をするなどの「推し貯金」もメジャーになりつつあります。

以前、若者の変化する価値観。¥3,000居酒屋より¥5,000夜カフェが流行るワケでも書いた通り若者たちの金銭的価値観は変化しつつあり、限りあるお金だからこそ自分が納得する形で使うために対策を講じているのです。

聖地巡りから進化し、SNSが生んだ「#本人不在の誕生日会」

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現代では「推し活」と言われていますが、SNSがなかった頃にも「聖地巡り」「聖地巡礼」などいわゆる推し活は流行していました。

SNS時代には、写真を撮ってシェアすることで同じ仲間ができたりタレントなど推し本人に届いたりと「推しとの距離感」が近づいたことで加速。いまや経済効果も凄まじく、販売戦略にも欠かせないものとなっています。

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中でも推し活に欠かせないのが今や定番となった「#本人不在の誕生日会」。
「#本人不在の誕生日会」は推し本人がいないながらも推しの誕生日を祝う誕生日会です。
誕生日会では、ホテルの一室をとって祝ったり、ケーキを推しカラーや推しのモチーフにしてフルカスタムしたりする人も多く、自分や友人の誕生日会よりも豪華になったケースも多々あります。
ホテルにはその需要を見越して「推し活宿泊プラン」を用意したところ、すぐに埋まってしまったなど経済効果は絶大です。

推し活はイベント消費にも影響

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今や、”推し”は経済活動にも欠かせないものとなり、2023年のバレンタインにはロフトがメリーチョコレートと”推し”をテーマにコラボしたことでも話題になりました。

「推しと私とチョコレート」と題して、9種類の”推し活チョコ”を販売し、パートナーがいるいないに関わらずバレンタインが楽しめるものに。

こうしたイベントがいままで、家族やパートナーありきだったものから誰でもなんでも楽しめるもの、”推し活”を一例として自分へのものへと変わりつつあります。

これからさらに進化する「推し活」事情

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カフェでアクリルスタンドや写真と共に撮ったり、推しのぬいぐるみやカラーを身につけたり、さまざまなところで「推し活」があたりまえになってきた現代。

若い世代は、動画編集や画像編集などの技術も高く、SNSをとおしてファン同士の交流も盛んにできる時代です。

経済効果はもちろんですが、タレントやアニメなど「推しとの距離」が近づいた今、これからもさまざまなところで推しをベースとした楽しみ方が広がっていくでしょう。

今後の「推し活」の変化にも注目が集まります。

この記事の著者： mayan
2017年よりフリーライター・雑誌編集アシスタントとして活動。トレンド関連から取材まで多岐にわたるジャンルで執筆。2019年よりブランドや企業のSNS運用、マーケティングも行う。アイドルをはじめとする、かわいいもの・女の子が大好き。トレンドを始めとしてジャンルレスに執筆する傍らトレンドの分析/企画・SNS運用・リサーチなども得意とする。